点睛 : 句集

(著) 松田抱空

Amazon

作品詳細

[商品について]
―言葉の風が、遠近をともなって心を吹き抜ける―
竹馬の海へとびきるまでの影
御神楽の水にまかせてまひおりる
ふらここの空の青さにままならぬ
おもざしの夏山となる蕉門かな
俳人として、画人として、移ろいゆく風景に目を向けてきた著者の心象俳句集。

[目次]
挿し絵 ─ 富士山①
―序にかえて―
水の童譜     昭和五十三年~
神 の 水    平成三年~平成九年
春の落日     平成十年~平成十九年
挿し絵 ─ 富士山②
凍  鶴     平成二十年~平成二十九年
挿し絵 ─ 富士山③
―あとがき―
著者略歴

[担当からのコメント]
俳句は知れば知るほど奥が深いと言われますが、それは俳句を通じて行われる対話が無限の世界を拓いていくからではないか、本書の俳句にふれているとそんなことを思わされます。俳句に親しんでいる方もそうでない方も、ぜひ本書を通じて奥深い俳句の世界を楽しんでいただければ嬉しく思います。

[著者略歴]
松田 抱空(まつだ ほうくう)プロフィール

1936(昭和11)年、山梨県身延に出生。本名、松田貞男。異色作家。

学習塾「明勝学院」株式会社マツダ代表・カルチャー教室主宰。公益財団法人モラロジー研究所(参与)、ライオンズクラブ国際協会、現代俳句協会、日本書道協会所属。大田区教育者モラロジー研究賛助会会長。
昭和29年8月 東洋大学、玄友会、身延山、山梨県全国書道展等、各受賞。
昭和48年4月 「四季」入会、同人、年度作品賞6回受賞。宅居賞受賞。
昭和53年4月 総合書道展出展(日本書道協会)各賞受賞。
昭和59年5月 第1句集『妙光』牧羊社出版。
平成3年6月 第2句集『新樹』日本俳人文庫近代文芸社出版。
平成5年3月 植物画ボタニカルアート展(日本園芸協会)各賞受賞。
平成5年11月 子規顕彰俳句100年記念全国大会特選受賞。
平成9年4月 山形県赤湯「桜祭り全国俳句大会」文部大臣賞受賞。
平成14年6月 日本美術学園「全国水墨画展」第優秀賞受賞。
平成15~25年 『童謡・唱歌の旅』東京藝術大学教授・佐野靖著へイラスト122回月刊連載、スコーレ家庭教育振興協会出版。
平成15年3月 第1回松田抱空個展「銀座ギャラリー」。
平成15年5月 東京都区現代俳句協会20周年記念大会、会長賞受賞。
平成17年8月 第3句集『50人の作家・ゆらり愛の俳句川柳集』美研インターナショナル出版。
平成18年9月 第2回松田抱空個展「銀座ギャラリー」。
平成18~21年 富士山展(G2)アルメニア、サンクトペテルブルク他7ヶ国現地参加・共催出展。
平成18年9月 第4句集 スケッチと俳句集『時季』美研インターナショナル出版。
平成19年4月 美術家名鑑・美術倶楽部(日本画・異色作家)登録掲載。
平成19年9月 第3回松田抱空個展「アートリンク上野谷中」。
平成21年10月 第4回松田抱空個展・童謡唱歌イラストの原画展「油揚げ店」。
平成22年4月 『唱歌・童謡の力』東京藝術大学教授・佐野靖著、イラスト7件、東洋館出版社。
平成26年8月 イラストでつづる「童謡・唱歌の道づれ」「四季」月刊連載中。
平成27年11月 中華民国・国際書法展・国際功労賞受賞。日本書道協会。
平成27年11月 第5回松田抱空個展・童謡唱歌アート展「油揚げ店」。
平成31年2月 昭和の写実から心象への師に、培われた心象風の私の第5句集『点睛』(四季書房)を松澤昭先生の鑑賞に伏して出版。

新刊情報