
父の居た街
(著) 北河裕一
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―絞り出すように、生きる―
父が住んでいた街、日暮里。観たい展覧会がある度に私は上京して上野の美術館に向かい、日暮里の駅に停車する電車の中からコンクリートの崖にいつも視線を泳がす。東京で働いていた十代の時期は父を疎ましく思うあまり意識的に避けていた街、記憶の中では酒好きで家庭を省みない男とであった筈の父。しかし今は、共感とも言えるような、以前には決して起こらなかった感情が沸き上がってきていた――。
かつて父に連れられて夏休みに来た街を訪れながら、父の人生と共にあの夏の短い日々を回想する「父の居た街」ほか、独特の感性で描かれる9つの作品を収めた短編集。
[目次]
父の居た街
まだ浅き春に
仮品
蛍火
高遠
山里
森の中の家
遭難
翳(かげ)る夏
あとがき
初出一覧
[出版社からのコメント]
時が経過しなければ分からないもの、見えない風営、失わなければ得ることができない痛み、生きていく中で誰もがそうしたものを積み重ねていきます。苦い酒に旨味を感じるように、本書の中にある風景や人の姿を味わっていただければ嬉しく思います。
[著者プロフィール]
北河 裕一(きたがわ・ゆういち)
1940年生まれ 長野県諏訪市在住
1970~1989年 南信日日新聞(現・長野日報)に四コマ漫画「ナンさん」連載(5916回)
2003年 「ひと握りの父」長野文学賞・小説部門賞
2006年 「遠い道」信州文学賞
2007年 短編小説集「遠い道」(長野日報社)出版
2009年 「諏訪ペン画散歩」(長野日報社)出版
2019年 短編小説集「遠い道」電子書籍化
「風」同人、「ゆうすげ」同人、信州文芸誌協会会員
新刊情報
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(著)
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プリントオンデマンド¥ 1430
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