
生きるは山に─山岳エッセイ・詩歌集
(著) 相澤修
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―言葉に尽くせぬ山の魅力。だから今日も登るのだろう―
昭和43年8月に初めて登り峰の茶屋付近〜浅間山頂上〜火山館のルートが心に残って忘れられない浅間山、麓から確認しにくく山頂に到達しにくい「幻の山」矢岳で改めて感じた登山の歓び、妻が亡くなる前の家族最後の登山となった水無山での山菜採り、長年の宿題だった道志山塊の最高峰・御正体山の山頂の静寂と幸福感ーー50年近く登り続けてきた山々、そこには多くの歓びと学び、そして思い出が詰まっている。これまで書き留めた詩や登山記録をもとに、忘れ得ぬ山を振り返った亡き妻と最愛の娘に捧げる山行詩文集。
[目次]
詩歌編
詩の部
一 雁坂峠
二 甲斐駒ヶ岳
三 浅間
四 北の歌
(一) わが淋しさの
(二) もんしろ蝶
(三) こころ
(四) ふらみんご
(五) 遙拝
五 鳳凰三山
六 焼石岳
七 夕暮れの歌
八 ビラ紙
短歌の部
山河百首
偲(しの)び草(ぐさ)(三十首)
山岳紀行編
青年期の山々(二十~三十代)
一 浅間山
二 浅草岳
三 北の山旅
(一) 北国へ
(二) 利尻山
(三) 羅臼岳
(四) 厚床
四 幻の山・矢岳
五 雨の三頭山
六 邂逅の山・皇海山
七 東北の山旅
(一) 焼石岳
(二) 早池峰
(三) 岩手山
(四) 裏岩手縦走路
(五) 八甲田山
八 高畑倉山の仙人
九 記録・冬の八ヶ岳
十 恵那の春雪
十一 花の白山行
十二 忘れえぬ山々(昭和五十三年現在)
十三 丸山
十四 石尊山
壮年期の山々(四十~五十代)
十五 根本山~熊鷹山
十六 春の王城山
十七 吾妻の山旅
(一) 猫魔ヶ岳
(二) 西吾妻山
十八 静寂の山路(鳴神山~座間峠)
十九 甲子山
二十 日留賀岳
二十一 輝く高原・ミツモチ山
二十二 遙かな山・平ヶ岳
二十三 二岐山
二十四 巻機山
二十五 小沢岳
二十六 岳山~残馬山~三境山
二十七 水無山(家族最後の山行)
二十八 百花繚乱・霧ヶ峰
二十九 晩秋の巻機山
三十 新雪の石尊山
三十一 守門岳
三十二 米子滝
老年期の山々(六十代~)
三十三 袴岳(花の斑尾高原)
三十四 霧ヶ峰
三十五 甲州の山旅
三十六 笠ヶ岳紀行
三十七 編笠山~権現岳
三十八 会津朝日岳
三十九 古賀志山
四十 鶏鳴山(けいめいさん)
四十一 伊那富士(戸倉山) 園原の里
四十二 荒海山 大嵐山
四十三 安達太良山 東吾妻山
四十四 秋田駒ヶ岳 森吉山
四十五 女峰山
四十六 会津駒ヶ岳
四十七 大源太山 方丈山
四十八 米山 青海黒姫山
四十九 御正体山
五十 三方分山
あとがき
著者略歴
[担当からのコメント]
低山から高山までバラエティ豊かな山々が揃った日本は、本当に山に恵まれた国だと本書を読みながら改めて思います。日本の国土の大半を占める山、そこから見える景色を知らずにいるのは何と勿体ないことか。多くの方にとって、本書がそんな山の魅力を知るきっかけとなれば嬉しく思います。ぜひご一読ください。
[著者略歴]
相澤 修(あいざわ おさむ)
一九四七年、埼玉県東松山市に生まれる。大学三年時の浅間山登山から山を始める。
一九七〇年、埼玉県立高等学校の英語科担当教員となる。初めの二校で二十年間、山岳部顧問を務め、北アルプス、南アルプス、八ヶ岳等を歩く。
以来、三十八年間、教職を勤める傍ら、日本各地の山に登り、二〇〇八年定年退職後、現在に至る。
今回初めて山行記録をまとめ、出版する。
現在、埼玉県東松山市在住。
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