異説龍馬――本当の龍馬はこの小説に

(著) 島本征彦

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作品詳細

[商品について]
―独創的な歴史小説には、新鮮な面白さがある―
【『異説龍馬』が独創的で出色の作品であることは確かだ――文芸評論家 田辺明雄】
慶応3年4月に起きた紀州藩船「明光丸」と「いろは丸」の衝突事故と、沈没した「いろは丸」の賠償をめぐって暗躍する坂本龍馬の姿を明光丸船長・高柳楠之助の目線で描いた「異説龍馬―いろは丸始末記―」、身長六尺に独眼痘面という異相を持ち、若くして秀才の名を轟かせていた富永有隣が、同僚の奸智によって投獄された獄中で吉田松陰と出会い、その運命を大きく変えてゆく様を描いた「富永有隣の生涯」など歴史の醍醐味が感じられる珠玉の3編を収めた短編集。

[目次]
異説龍馬―いろは丸始末記―
野望の果て―近藤長次郎伝―
富永有隣の生涯
解説
あとがき
著者略歴

[担当からのコメント]
本書に登場する坂本龍馬はお馴染みでも、近藤長次郎や富永有隣については余り知らないという方も多いでしょう。坂本龍馬にしても、誰もが思い浮かべるあのイメージとは全く異なっています。小説と歴史は違いますが、歴史と歴史の隙間に入り込んで異なる視点から眺めることで思いがけない歴史風景に出会う、そんな歴史小説の魅力を味わえる本書、ぜひご一読ください。

[著者略歴]
島本 征彦

土佐高校卒業、大阪外国語大学中退。

著書
 「幕末無頼山内容堂」「武市半平太」「土佐市物語」

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