
笑いの教養ここにあり!クスッと読める笑い学
(著) 清水修二
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――「うまいソバはどれも似たり寄ったりだが、うまいラーメンはみなそれぞれに〇〇である」。さて、貴方はこの〇〇に何を入れますか?
1.高貴、2.美味、3.異質
何の話か知りたい方は、本書の「個人主義ラーメン論」をご覧ください。
伝染する笑いは「快」の感情表現、人が笑うのは(おおむね)愉快なとき、誰もが笑いの多い愉快な人生を望み、満たされた笑いは、社会の幸福度を測定することも出来るだろう。国民の経済的な豊かさを測る指標として国民総生産(GNP)を用いることがあるけれども、むしろ「笑いの量」で国の社会的な幸福度を測る「国民笑生産(GNL)」という指標を考えてもいいのではないか(本書より)。本書は持続力のある笑いを生むために学問をして、教養を高めることでより多くの笑いの種を見つけることが出来る「学問」と「教養」を六十の学問分野で網羅し、その核心に迫る面白さを提供している。笑いによる心の幸福と笑いを生む学問の数々は、読者が教養の大切さと学問の面白さに目覚め、向学心を燃え立たせること間違いなし、まさに洗練された冗談と真面目な内容が織り交ざった笑い学の百科事典である。
[目次]
まえがき
《人文科学編》
詐欺師もピンキリ
蛇の道はヘビー
事件はあったのか
窮すればドロンす
幸福実現術講義
残余人生プランナー
こんなこともあろうかと
行ってきた人
スリム・イエス、メタボ・ブッダ
男子一生の迷妄
たばこ、の、じけん
クローズアップな現代
個人主義ラーメン論
ホトケに耳あり
腐る日を待つ
こりあ薬になる
精神安定剤レンドラミン
化けのカワハギ
緩読・速読使い分け
鼻で食う
元取りゲームは哀しい
観る客を見る
これナンデ?
四十過ぎればただの変人
吹っかけて断る身分になりたい
里に隠す
《自然科学編》
生物始原ロボット説
やっぱり見た目
うまけりゃまずい
生物学的時計説
大きすぎて見えない
飢饉対策必勝法
人生の三分の一
小さき者よ
福音と化す
念力の持ち腐れ
偽声時代がくる
新人類に未来はあるか
結婚はごはんである
CM撃退騒動
待てば片付くこともあり
銃(ガン)より癌
剃れば伸びる
びょうき自慢
大食いは進化だ
孫力(まごりょく)
海の自爆テロリスト
歩く人
蚊ッ蚊掻痒
《社会科学編》
チクタク・カチカチ
ビジンフレーション
ホラノミクス
それがどうした
時効後の顛末
心中おだやかな心中
放免死罪
こうすればいい消費税
最新家族税制
殺し稼業も楽じゃない
ヤバい人口論
「重罪」是か非か
金庫をねらえ
被害者をさがせ
たれながし
年越しニセ札
オヤジに人権を
あなたそれ犯罪
禁煙連立方程式
借金が国を救う
空飛ぶタイタニック
婚姻市場主義亡国諞
床屋で割勘
不確かゆえに吾信ず
国民隠居法試案
チャイナ・キリキリ
どっちが赤いか少子化対策
棄国民は非国民か
五百万人の選択
おわりに
著者紹介
[出版社からのコメント]
笑いは人を愉快な気持ちにさせ、その気持ちは周りの人も幸福に導くと思います。学問をして教養を身に付けることは、あらゆるジャンルで多くの気付きが生まれ、幸福の笑いに繋がる種を少しでも多く発見することが出来ると感じました。本書は読んでいて思わずクスッと笑い、「これ、よく分かる」と深く共感してしまう、日常の身近な生活や出来事での各分野における笑い学の傑作集だと思います。本書を通して、多くの方が学問や教養を身に付ける楽しさを見出し、笑い溢れる人生を送っていただければ嬉しく思います。
[著者紹介]
清水 修二(しみず・しゅうじ)
1948年東京都生まれ
福島大学名誉教授
【主要著書】
『差別としての原子力』(リベルタ出版、1994年)
『NIMBYシンドローム考―迷惑施設の政治と経済』(東京新聞出版局、1999年)
『原発になお地域の未来を託せるか』(自治体研究社、2011年)
『行きがけの駄賃』(1986年)、『イン・カプルズ』(1994年)、『出ない杭は腐る』(2002年)、『負いかた一つで重荷も軽い』(2008年)……以上、私家版雑文集
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