
花もよう、猫もよう:鐘居壽子句集
(著) 鐘居壽子
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―抱き上げて猫に冬日の匂ひかな―
日々の生活の中でふと見えるすべての情景を深く鑑賞し、感じるままの心で綴った言葉は、豊かな文化的素養を背景に、美しくも優しい俳句世界を生みだしてゆく――。時に微笑ましく、時に真摯な眼差しが読むものの心を打つ、著者渾身の俳句集。
[目次]
鐘居壽子句集『子猫』序
鯊(はぜ)日和 一九八七~一九九〇
黐(もち)の花 一九九一~一九九三
子猫 一九九四~一九九六
燕(つばめ)の巣 一九九七~二〇〇〇
あとがき
著者プロフィール
[出版社からのコメント]
限られた言葉で独自の世界観を生みだすのが俳句の魅力だとすれば、本書はそうした俳句の面白さを存分に味わえる作品になっていると思います。私たちの周りにある情景をやさしく繊細に彩る言葉の妙味を、ぜひ楽しんでいただければ嬉しく思います。
[著者プロフィール]
鐘居壽子(かねい ひさこ)
昭和15年 12月24日東京に生れる
昭和63年 本井英先生に師事。「はなぶさ会」に入会
平成2年 黒田杏子主宰「藍生」創刊より入会
平成11年 「合歡の会」会員
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