若者はなぜ、社会に希望を持てなくなったのか──「隠れたカリキュラム」に囲まれた現代を読み解く

(著) 羽角章

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作品詳細

[商品について]
なぜ、まじめに学び、努力してきた若者ほど、社会に希望を持てなくなったのか。
校則を守り、成績を気にし、進路を考える――その「当たり前」の積み重ねの中で、静かに失われていったものとは。

36年間にわたり高校教員として教室に立ち続けてきた著者が、「日本の若者はなぜ社会への関心や希望を失ってきたのか」を解き明かした一書。
かつては激しく反発し、ぶつかり合っていた生徒たちが、いつの間にか声を上げなくなっていく。
「どうせ変わらない」「考えても無駄だ」――そうした言葉が教室に広がっていった背景には、個人の性格ではなく、社会と教育の仕組みがあった。

日々の授業、校則、評価、メディア、社会の空気。
そうした日常を通して、子どもたちに無意識のうちに刷り込まれていく価値観――いわば“隠れたカリキュラム”が、「疑問を持たない方が安全」「従う方が楽だ」という感覚を生み出し、若者の社会的・政治的エネルギーを奪ってきた。その過程を、本書は具体例とともに描きだす。
教育問題/若者論/社会構造に関心のあるすべての方へ。
長年、教室という最前線で“変化”を見続けてきた著者が届ける本気の教育論。
※この書籍は2020年に出版された『【電子書籍版】日本の若者はなぜ社会的エネルギーを失ったのか:「隠れたカリキュラム」を中心概念として』のリニューアル版です。

[著者略歴]
羽角 章(はすみ・あきら)
1953年東京都生まれ。
広鳥大学大学院理学研究科物理学専攻博士課程後期を1982年に中退し、神奈川県立高校の教諭となる。以後2018年3月まで高校教諭を勤めたのち、同年より神奈川県立高校非常勤講師。「新しい環境学習をつくるネットワーク」代表。
共著書:『授業案 原発事故のはなし』(国土社、2014年)『原子力がわかる事典』『放射線の大研究』(ともに監修、PHP研究所、2012年)など。

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