視力を失った僕にとって、君は本当の光だった――闘病、そしてかけがえのない妻とのささやかな日々の記録

(著) 大谷重司

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作品詳細

[商品について]
―あなたはいま「大切なもの」が見えますか―
「今のあなたは産まれたばかりの子供よ、一から一つ一つ覚えていくのよ。なにもかもが新しいことなのよ」画家になる夢を抱いて上京し、美術学校を卒業した直後に失明したぼくに、アパートの大家さんはそう言った。自活するために出来る限り外出し、見えないことと格闘する日々の中で、ぼくは点字教室で一人の女性と出会い、結婚した。ぼくは光を失ったことで、それまで見えなかった大事なものが見えるようになった。そして人生で一番大切な人と巡り逢えた――。若くして失明した夫と片目の視力がなく糖尿病を患う病弱な妻、その度重なる試練と愛の道のりを夫の独白で綴った人生記。

[担当からのコメント]
光を失っても歩みつづける、躓いても立ち上がって歩き出す、それは言葉には出来ないほど大変なことです。生きていると様ざまな試練に出会いますが、そんな時こそ本書の中のふたりの生き様をご覧いただきたいと思います。自分を支えるもの、大切なものがきっとそこにあります。

[著者略歴]
大谷 重司(おおたに・じゅうじ)

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