起の起源~人類進化の“はじまり”物語~

(著) 高村昌宏

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作品詳細

[商品について]
―種としての挑戦の歴史、その先にあるものとは―
気象の寒冷化により森林が衰退し、ヒトザルの群れに絶滅の危機が迫ったとき、彼らは死の危険を冒しながら地上にある手づかずの落ちた木の実や果実などの食料に手を伸ばす。自然に学ぶ旺盛な好奇心を持ったパイオニア”精神旺盛な何匹かのサルによって拓かれた歴史は、やがて群れのすべてのヒトザルが取得できる知恵として伝承されていく――。樹上生活から大地に降り立ち、道具を作り火を使い、言葉を話し、幾多の困難を乗り越えて、ヒトザルからホモ・サピエンスへと進化を続ける人類の歴史を、学術的な成果もふまえ、不足部分は奇抜で大胆な想像力を働かせて、そこにあったに違いない多くの「はじまり」と共に描いた壮大な「起」の「起源」の物語。

[目次]
はしがき
第1章 試練なくして進化なし
1-1 手で割る
1―2 石で割る
1-3 石器を使う
1-4 武器を持つ
第2章 樹上から地上へ
2-1 足で立つ
2-2 子を産む
2-3 声をだす喉へ
2-4 体毛が薄くなる
2-5 洞窟へ
第3章 ヒトとしてのスタート
3-1 集団の力で
3-2 牙からでた武器
3-3 火が灯る
3-4 言葉のはじまり
3-5 強力な武器
第4章 ヒトから人へ
4-1 外に住む
4-2 土器をつくる
4-3 感情の芽生え
4-4 生活の向上
4-5 2回目の移住
4-6 大移動はじまる
4-9 暮らしの深化
第5章 迫りくる危機
5-1 外敵の侵入
5―2 最後の決戦
5-3 新たな発明・発見
5-4 寒くなる
5―5 苦難の果てに
第6章 さようならアフリカ
6-1 とわの別れ
6-2 北北東に進路をとれ
6-3 ツリーハウス集落では
6-4 ふたたび北へ
第7章 新しい天地へ
7-1 クロマニョン人との遭遇
7-2 交流で得たもの
7-3 アガペとアシュクム
7-4 新たな旅立ち
第8章 進化の先へ
8-1 新たな危機
8-2 絶滅を止めるカギ
8-3 新人類の誕生
用語解説
参考図書・資料

[出版社からのコメント]
普段の生活で私たちはあまり意識することはありませんが、人間個人としての身体や環境のは遥か昔の人類の祖先から受け継いだもので成り立っているといえる様に思います。本書を通じて、人類という種が歩んできた道のりと、現在の私たちの道の先にあるものについて、思いめぐらせる機会を持っていただければ嬉しく思います。

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