風の旅人 : 歌集

(著) 入野清

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作品詳細

[商品について]

―土を踏みしめ風の匂いを感じながら、私たちはこの短歌の風景を旅してゆく―

はぜの木の紅葉の色の影宿し 柳川の堀を舟すべり行く

つゆ空に光りも見えて待ちきれず 紫陽花咲きて萩も花咲く

遠き日に通いし道は藪となるも 蝉時雨の声今も変らず

一目散に走り続けた会社員人生から脇道におりてみれば、そこにはこれまで気づくことのなかった豊かないのちと四季の情景があり、そしてその風景の中に佇む古の人々の姿があった――定年後に始めた短歌に思いを託して、大和の国を生きる日々を三十一文字のことばで綴った懐かしくも心に沁みる歌集。



[目次]

お読み下さる方に

一、旅(国内編)  ――定年 新しき旅立ち――

1、北陸・西日本編

2、北海道・東北・東日本(一部九州含む)編

二、大和路を訪ねて

1、北和地区編

2、中和・南和地区編

三、旅(国外編)

1、カナダ、アメリカ、ハワイ編

2、ヨーロッパ五カ国とオーストラリア、スペイン編

四、身辺雑歌

1、新春の寿ぎと四季の喜び

2、村祭りと野辺の送り

五、子供の頃に寄せて

1、終戦前後の日々と初恋

2、母の思い出

あとがき

横顔



[担当からのコメント]

他の勅撰和歌集にくらべて万葉集に心惹かれるという方が多いのは、そこに日本人のこころの原点ともいうべき原風景が眠っているからなのかもしれません。本書にも、そんな風景を感じることができる作品がたくさん収められています。短歌が好きという方も、これが初めてという方も、ぜひご一読ください。



[著者紹介]

入野 清(いりの きよし)



昭和十二年六月八日 茨城県 圷(あくつ)村(現 桂)生れ中央大学卒業後証券会社に勤め、後奈良市の会社にかわり定年となる。

定年後和歌に興味をもち作り初めると同時に、なら社会保険センターの「歴史探訪」、奈良交通観光社の「万葉の大和路を歩く会」、「全国万葉協会」等に参加し、現在に到る。



趣 味

 古墳、史跡、旧跡、歌碑、句碑巡り旅、野菜作り等

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