
13歳を生きる —連帯する知・共通文化・生活知の探求— 教育実践記録「交流学級」の日々-1985
(著) 長岡穗積
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―思春期の入口で、仲間以上に必要なものが子どもたちにあるだろうか―
三年生の卒業によりただ一人の「特殊学級」の新三年生となった少年に、人が人間として成長し発達していくために必要な「仲間」を保障するにはどうすればいいのか。教師たちが出した答えは、中学「一年生」のクラスに彼を編入し、共に学習し生活する場を与える「交流学級」を設けることだった――1985年の長崎で行われた、「脳性麻痺」の後遺症をもつ15歳の少年と中学生になったばかりの13歳の子どもたちとの交流学級の、濃密で学び多い1年を記録した貴重な教育実践記。
[目次]
懐かしい人々への手紙
長岡先生との出会い
はじめに ―人間性の回復と相互信頼の醸成―
〈第一学期〉
第一部・導入
第1章 新しい出会い
第2章 ある日の出来事から
第二部・展開
第3章 学級の人間模様(1)
第4章 「誕生日の子の紹介」
第5章 学級平和壁新聞(8・9校内平和学習・平和新聞コンクールに向けて)
〈第二学期〉
第三部・展開
第6章 学級の人間模様(2)
第7章 学校文化祭への取り組み
第8章 誕生日の子の紹介
第9章 転入生・山浦寛和(ひろかず)くんをむかえて
〈第三学期〉
第四部・まとめ
第10章 学級の人間模様(3)
第 11章、事件です、事件です
第12章 誕生日の子の紹介
第13章 三月の学年集会における「学級紹介」
第14章 「一人っ子」の行方 「邊さんがいた」!
第15章 別れの言葉にかえて―もう一つの思い出として―
あとがき―「交流学級」を体験して―
〈参考文献一覧〉
[担当からのコメント]
本書は、教師や親に都合のよい教育ではなく、人間として成長するために本当に子どもたちに必要な「学び」とは何なのか、ということを深く考えさせられる内容になっています。教育に携わる方だけでなく、より多くの方にぜひ手に取ってご覧いただきたい作品です。
[著者プロフィール]
長岡 穂積(ながおか・ほずみ)
1932年生まれ
長崎県出身・在住
1952年~1990年、長崎県内公立中学校教員
(既刊書)『三拍子への誘い』/「三拍子への誘い」を出版する会/2015年刊
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