僕の夢は、おにぎり屋
僕には、夢がある。
作家さんの願いを叶えられるような
世界がつくれたら、
その次にやりたいことがある。
それが、老人ホームとおにぎり屋。
ただしどっちも、ただの老人ホームと、
普通のおにぎり屋ではない。
まず老人ホームは、経験を問わず、
みんなが農家として働ける環境にしたい。
みんなで明日を支える食材をつくり、
自分たちも自給自足で生きていく。
そして世の中に食材を提供することで、
お金が得られる環境にする。
消費はひとつの楽しみであり、
そこに連なるお金も生きる楽しみとなる。
だから老人ホームに入ってからも、
“生きがい”としての労働を提供するのだ。
そうして、老人ホームでとれたお米は、
おにぎり屋に持っていく。
おにぎり屋では、
若いアイドルが働くようにする。
「おにぎり」というのは、
戦うサラリーマンの
エネルギー源、必需品だ。
そんなおにぎりを、
全国のアイドルが心を込めて握り、
世の働く社会人に
「頑張ってくださいね」と提供する。
それだけで、「私も頑張ろう」と
思えないだろうか。
これからの日本は、経済的に
頑張らなくてはならない。
このままでは、衰退する一方だ。
日本の先行きは、危うい。
この状況を立て直すためには、
“日本を一家族”として考えた分業と、
個人が素直に利益を求める状況が必要だ。
そして経済を引っ張っていくのが、
40代・50代の人たち。
そこで僕は、この40代・50代を、
若者と老人が支えられる
仕組みはないかと考えた。
それがこの、老人ホームと
おにぎり屋計画だ。
おにぎり屋はもう、名前も考えている。
アイドルは、女性も男性もいる予定だ。
店内にはガラス張りの
イートインスペースがあって、
頑張って働くアイドルたちが見られる。
アイドルには投げ銭もできて、
全国のアイドルに投票して、
推しを決めていくシステムだ。
投票で上位のアイドルをデビューさせて、
店内では彼らの音楽を流す。
老人ホームで、アイドルのライブもやろう。
こうして日本の経済を、成長させていくんだ。
株式会社 22世紀アート
代表取締役 向田 翔一