裏町の記・鬼夜火祭――足達徹短編小説集

(著) 足達徹

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作品詳細

[商品について]
―心に驟雨が降るとき、軒下となる物語があってもいい―
酒癖の悪い夫と3人の子供を抱え苦労していた下宿の夫人・郁子への募る想いに耐え切れず、一線を越えたあの火祭神事の夜から13年、郵便局の経理監査のために再びY町を訪れた北村健作は、街中で偶然郁子と再会する。しかしそこにいたのはかつて罪悪感に苛まれながらも断ち切ることができなかった記憶の中の郁子ではなく、人生の重みと積み重ねた年月によりすっかり面影を変えた一人の女性の姿だったーー若き日の過ちが照らし出す男女の心の陰翳を精細な筆致で描いた「鬼夜火祭」をはじめ、ままならぬ人生の出会いと別れ、愛と生を静かに謳いあげた珠玉の短編集。

[目次]
鬼夜(おによ)火祭(ひまつり)
夜泣石
石畳の道
裏町の記
雪(ゆき)橇(ぞり)
貴美子(きみこ)と奎子(けいこ)
あとがき
著者プロフィール

[担当からのコメント]
それ自体がひとつの言葉のように物語が紡がれる短編は、読み終わった後に言葉にできない独特な余韻を読者にもたらしますが、本書の中に収められているのはそんな短編の魅力が詰まった作品ばかりです。心がすこし疲れたときに読みたい一冊、ぜひご一読ください。

[著者プロフィール]
足達 徹(あだち とおる)

昭和9年生まれ。
広島県出身。福岡県在住。
国鉄職員を経て、九州地区の郵便局等に長年勤務。
退職後は執筆作業に勤しむ。
その他の作品(いずれも未発表):「ニッケー掘り」「米粒」「娘落とし」「剣が淵」「魏志倭人伝の記述は正確である」「筑後地方の古いお話」「自分史Ⅰ・Ⅱ・Ⅲ・Ⅳ」「石蕗の花」「逆スロー」
テレビ番組「九州駅前図鑑」に出演。番組紹介(CM)で1年間。
毎日新聞に邪馬台国「日向説」が取り上げられる。
西日本新聞に国鉄廃止線50駅写生絵画記事掲載。

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