ナナとジャン: 昭和20年代の青春

(著) 鵜飼宏明

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作品詳細

「もし青春が愛の代名詞だとするならば、わたしのそれはかつて懐かしい故郷において、ある哀しい体験がわたしの魂を無残に傷つけ、そのまま遠く帰らぬ過去のものとなっているはずのものであった。」(本文より) 1950年、大学の演劇クラブの活動を通して出会ったジャン(わたし)とナナ(宇佐美)。やがて彼らは、それが必然であったかのように恋に落ちていく―― 戦後社会を背景に、若い男女の青春を描いた半自伝的恋愛小説。

【著者プロフィール】
鵜飼 宏明(うかい・ひろあき)
1930年 京都市に生まれる
1948年 旧制第三高等学校文科丙(フランス語科)を修了
1953年 新制東京大学第1期生として文学部ドイツ文学科を卒業

経歴:放送 JOKR(ラジオ)からTBSテレビで番組制作 ~1979年
   
舞台 DANCE THEATER CUBICで創作活動 台本&演出 ~1991年
   教職 淑徳短期大学/日本女子体育大学の非常勤講師 ~1997年
   評論 現代舞踊を中心とする創作作品の批評と審査 ~2013年
以上 ダンス関係の仕事にはペンネーム日下四郎(くさかしろう)を用いた。

【主な著作と作品】
●鵜飼宏明名の著作
『太陽と砂との対話:西アジアのシルクロード』(1983 里文出版)
『東京大学・学生演劇七十五年史:岡田嘉子から野田秀樹まで』(1997 清水書院)
『さすが舞踊、されど舞踊』(2005 文芸社)
●日下四郎名の著作
『モダンダンス出航』(1976 木耳社)
『竹久夢二の淡き女たち』(1994 近代文芸社)
『現代舞踊がみえてくる』(1997 沖積舎) シリーズ
『ダンスの窓から』(2003−2012全3冊 安楽城出版)
翻訳本『ルドルフ・ラバン』(2007 大修館書店)
 
その他
●ビデオ制作(全6巻 各1時間 台本・演出および解説パンフレット)
『第1巻 開拓期の人々』~『第6巻 戦後世代の展開』(1988-2005CDAJ)

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