熟練脳外科医はいかにして先制医療を志したのか――医療のあるべき姿と日本を救う先制医療

(著) 池田秀敏

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作品詳細

[商品について]
――身体の成長や組織の修復に作用する成長ホルモンは脳のどこから分泌されるでしょうか。
1.延髄、2.下垂体、3.松果体
正解は本書「美と健康維持のための成長ホルモン」をご覧ください。
人間ドックなどの発症済みの病気を早期発見する二次予防ではなく、病気発症の蓋然性を診断し、そもそもの発症を阻止する予防的介入を行う究極の予防医療といえる先制医療。本書は、脳外科医から先制医療の分野へと足を踏み入れた著者が、国民皆保険制度や充実した病院数などで高い医療の質が整っている反面、予防に対する意識は高いとはいえない日本の医療の現状と今後ますます高まる先制医療の重要性を、自身の医師として足跡と併せて綴った作品である。医師としてのあり方や未来の医療を考えるための一冊として、示唆に富む内容となっている。

[目次]
はじめに
日本医療が抱える今日的問題点
医療の供給の不合理性
国民皆保険制度の破綻
CT大国日本
医療機関の選択
日本医療の未来
神の手を持つ脳外科医が、先制医療の旗手になる経緯
水にまつわる話(郡山地区に照らして)
患者が医療に求めるもの
西欧医学の源流
近代医学の曙光
近代医学の成長
ラトケ嚢胞の病態の解明
脳外科医の深層心理(将棋の達人との共通項)
チェルノブイリ原発の爆発事故で被曝した人たちの今様 (福島県の原発事故に寄せて)
危機管理
一、航空会社が当日破産した場合
二、飛行機の故障で緊急着陸を余儀なくされた場合
三、過密フライトスケジュールで、乗り継ぎの飛行機に乗り遅れた場合
四、予定した航路に紛争、トラブルで、予定を変更せざるを得なくなった場合
日本人はどこから来たのか?(真理とは、真実とは何か?)
文化の秋
一、レフリーは、公正ではないこともある!
二、インパクトファクターは一つの目安に過ぎない。
三、レフリーが僻むと論文の返事さえままならない。
呼吸法と弓道
弓道の姿勢に及ぼす影響について
「弓道の姿勢に及ぼす影響」
人類の幸福のための食事
美と健康維持のための成長ホルモン
成長ホルモンのメリット
成長ホルモン過剰投与のデメリット
あたまと体のヘルスケア・クリニック神田の紹介
アンチエイジング医学とは?
アンチエイジング医学(先制医療)の目指すところ
患者さんへのメッセージ
アンチエイジング診療により発見される病態
検査方法、機器。
当クリニックの特殊な検査法
一、超早期発癌リスクの軽減法。
二、有害金属汚染の安全かつ安価な消去法
三、EDの治療法の革新
四、生理不順(下垂体性)の原因の究明
五、アルツハイマー病(MCI)の早期介入
六、動脈硬化の防止・改善
七、骨粗鬆症の評価と予防介入
筆者紹介
あたまと体のヘルスケア・クリニック神田 の連絡先

[出版社からのコメント]
コロナウィルスが席巻しているいま、病気にかからず健康できることの重要性を感じている方も多いのではないでしょうか。本書には、「治す」から「病気にならない」へと向かいつつある医学の潮流の先端が、やさしい語り口で分かりやすく書かれています。本書をきっかけに、ぜひ健康や予防について考える時間を持っていただければ嬉しく思います。

【著者略歴】
学歴
 昭和四十七年:長野県上田高等学校卒業
 昭和五十六年:東北大学医学部卒業
 昭和六十二年:東北大学大学院医科系卒業
 平成四年四月:スイス連邦チューリッヒ大学客員研究員(神経病理学教室)
 平成四年十二月:アメリカ合衆国ハーバード大学客員研究員(分子遺伝学教室)
 平成三十年四月:事業構想大学院大学プロジェクト研究員

職歴
 昭和五十六年四月:国立水戸病院外科系初期研修医
 昭和六十三年五月:東北大学助手(脳研脳神経外科教室)
 平成六年五月:東北大学医学部脳神経外科医局長
 平成九年四月:厚生省特定疾患難病特別研究員(平成十年三月まで)
 平成十年十月:東北大学講師
 平成十五年十月一日:広南病院下垂体外科部長
 平成十七年七月:大原医療センター脳神経外科主任部長
 平成二十年六月一日:総合南東北病院下垂体疾患研究所所長
 平成二十七年五月一日:東京クリニックアンチエイジング科学診療センター長

所属学会及び社会における活動等
 昭和五十八年四月:日本脳神経外科学会会員
 昭和六十二年七月:日本脳神経外科学会専門医、指導医
 昭和六十二年七月:日本脳神経外科学会評議員
 平成十五年二月:日本間脳下垂体腫瘍学会理事
 平成十七年七月:日本内分泌学会評議員
 平成十九年十月:日本内分泌病理学会評議員
 平成二十年八月:日本抗加齢医学会専門医
 平成二十四年九月:外国人臨床研修指導医認定
          Directorate of Endocrinology,IASRの称号を得る。
 平成三十一年一月:内分泌・代謝専門医、指導医

賞罰
 平成十五年:鈴木二郎賞受賞
 平成二十七年七月:神経学領域の2015年度、ヨセフ・リスター・リサーチアワード受賞
 平成二十七年八月:外科学領域における2015年度、アルキメデス・リサーチアワード受賞
 平成二十七年九月:内分泌学領域の2015年度、アカデミック・エクセレンス・アワード受賞
 平成二十八年二月:東北医学会高橋記念賞受賞
 平成二十九年七月:2017アルバート・ネルソン・マルキオ・ライフタイム・アワード受賞

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