誰でもできる自転車日本一周の旅 : サラリーマンの週末サイクリング

(著) 石川光範

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作品詳細

[商品について]

―この旅は誰にでもできる。自転車にさえ乗れば。―

近年、サイクルスポーツの高まりを受けて、ロードレーサーで街や山を走る人の姿を目にする機会も増えてきた。またコロナウィルスの影響もあって、短距離の通勤に自転車を活用する方も増えてきている。

本書は、地方公務員として仕事をする傍らサイクリングを始め、25年間で日本一周を達成した著者による、普通のサラリーマンでも無理をせずにできる自転車旅の記録である。

今後も楽しみ方が広がっていくであろう自転車の魅力を、ぜひ本書を通じて感じていただきたい。



「目次]

はじめに

1 ママチャリ創世記

自転車通勤

より速く走るために

ドロップハンドルに乗ってみる

初めての遠出サイクリング(昭和60年5月4日)

2 愛すべき自転車仲間との出会い

高橋名人の降臨

ロードレーサーで日本海へ(昭和63年10月9日)

団塊トリオ珍道中(昭和63年12月25日)

山や丘でもすいすいのサイボーグ(平成4年7月29日~30日)(9月14日~15日)

「恐るべし恐山」下北半島サイクリング(平成16年10月22日~24日)

自転車部の創部

3 自転車レース

ロードレースの魅力

全国規模のレースにもエントリー

4 鉄道による輪行

買い物のつもりが日本海へ(平成3年9月10日~11日)

「青春18切符」と「ムーンライトながら」

大阪方面の輪行はJR快速で(平成5年3月22日~23日)

台風の目の中を走る(平成5年7月24日~25日)

雨天の輪行(平成8年11月26日~27日)

自分だけの愛車を組み立てる

5 飛行機と高速バスによる輪行

飛行機でより遠くへ(平成14年7月18日~22日)

高速バスで距離と時間を稼ぐ(平成15年3月20日~22日)

小倉を起点に九州、中国地方を巡る(平成17年10月7日~10日)

瀬戸内の雨のなか、パンクに落とし穴(平成18年3月17日~19日)

6 九州を走る

やまなみハイウェイから薩摩路へ(平成18年6月9日~11日)

玄海原発の近くで緊急事態発生(平成19年3月17日~20日)

自転車にやさしくなかった長崎さるく

7 風光明媚な東北の海岸

東北のリアス式海岸を走る(平成15年5月16日~18日)

ゴール寸前の大峠

東北リアス式海岸の続きを走る(平成18年9月30日~10月2日)

8 日本一周

最後に残った栃木県(平成19年8月19日~20日)

47都道府県制覇

日本一周に王手 (平成20年3月15日~17日) (7月11日~15日)

北の大地に魅せられて

まだ走っていない海岸線がある

海岸線の次は内陸部の峠越え

これまでの記録

9 自転車にやさしい環境への独り言

自転車専用道にはセンターラインを

自転車が通らない自転車道

左側一方通行の自転車レーンを増やす

自転車レーンの幅員は2m必要

10 サイクリング記

新潟から青森まで日本海沿岸の気まま旅

奇岩群と透明度の高い日本海を行く

北に向うとき、直射日光は後頭部を射す

男鹿半島南回りで景色の変化を楽しむ

北へ進むほどに濃くなるローカル色

メロンの神様

龍飛崎直前に待ち受ける想定外

日本一周目前の北海道サイクリング

自転車のメーターが動作しなくなるほどの強い雨

洞爺湖サミットのホテル会場でケーキセット

タッチの差でお目にかかれたニセコの沼

積丹半島周回では景色の変化と、生うに丼に舌鼓

トンネル工事と険しいアップダウンで時間をロス

一度は見ておきたかった「あさひやま動物園」も、一人では・・・

日本一周と地球三周

大分の海岸から高千穂峡、阿蘇へ

佐賀関の関さば、関あじに舌鼓?

臼杵城下の町並み散策と石仏巡り

風光明媚な日豊リアスラインを走る

神話街道で天岩戸と高千穂峡へ

東北三県をまたがる山岳コースを走る

出発早々「いわて花巻空港」で道に迷う

一日目は、平地走行でのんびりサイクリング

二日目は、黒湯、玉川、後生掛、湯瀬の四温泉のはしご

急坂の連続走行で、右膝に痛みが……

弘前アップルロードで、りんごを丸かじり

「嶽(だけ)のきみ」と「イカ焼きロードのイカ」

芝桜を巡る春爛漫の北海道

20℃を超える暑さで初夏のような旭川

10ヘクタールもの斜面を埋め尽くす芝桜

ドンピシャリ訪れたその日に満開宣言

二度目の知床峠は濃霧に雪景色

北海道6回目で初対面のヒグマ

低温、雨天下で5時間、100㎞に及ぶ連続走行

素泊まり12,400円のビジネスホテル

背中を射すような真夏の日差し

秋田竿燈の妙技に酔いしれる

曇天に助けられ快適な走行が続く

一晩で五所川原立佞武多と弘前ねぷたを回る

旧道には地域の暮らしがある

不安な登山と余裕の下山

おわりに

著者略歴



[出版社からのコメント]

ヨーロッパでは自転車競技やサイクリングが盛んですが、それは自らの脚以外の動力を必要とせず、風景や道筋をおおらかに楽しむことができる自転車ならではの魅力を知っているからかもしれません。本書をお読みいただいた後に、ちょっと自転車に乗ってみようかな、と思っていただければ嬉しく思います。



【著者略歴】

石川 光範(いしかわ・みつのり)



1950年愛知県生まれ。

1968年4月、安城市役所に勤務。

1999年4月から清掃課長、秘書課長、防災監、生涯学習部長、経済環境部長を歴任。

2010年3月、退職。

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