どうすれば良い「人生の選択」ができるか――いま求められるライフプランニングとキャリア形成について考える

(著) 戸田昭直

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作品詳細

[商品について]
―あなたは、将来のビジョンを持っていますか?―
日本経済が低迷し雇用環境が悪化する中で、多くの若者が将来のビジョンや働くことの意味に悩み、具体的で有効なキャリア形成を実現できないでいる。一方で、ひとつの会社で生涯働き続ける日本の雇用システムは維持できなくなっており、激化する競争によって誰もが絶えず職業能力を開発し維持していかねばならない厳しい状況が生まれている。そうした中で若者や学生が将来にわたって豊かな職業生活を送るにはどうすれば良いのか、本書では長年ライフプランニングとキャリア形成の研究に携わってきた著者が、教育や家計、高齢化など様々な問題とリスクを取り上げながら、その道すじを分かりやすく解説していく。これから就活に臨む学生はもちろん、全てのワーカーにお薦めしたい一書となっている。

[目次]
まえがき
1 章 ライフプランニングとキャリア形成
1.問題の所在
2.働く意識の実態
3.ワークスタイルの多様化
4.ワークスタイルの多様化が生活設計に与える影響
5.ライフプランニングとキャリア形成の重要性
6.高等教育機関の役割
コラム「ライフプランニングに関わる用語」
2章 ライフプランニング教育に関する研究
1.問題の所在
2.ライフプラニング教育に関わるアンケート調査
3.因子分析による考察
4.高等教育機関でのライフプランニング教育の内容
5.まとめ
3章 ファミリー・リスクマネジメント と家庭財務管理
1.問題の所在
2.収入リスクと家庭財務管理
3.アンケートにみる家庭財務管理の課題
4.まとめ
コラム「金利・利率・利回りと金融商品」
4章 家庭財務管理の一考察
1.問題の所在
2.多様化するファミリーリスクと収入リスク
3 収入リスクと家庭財務管理
4.家庭財務管理の課題
5.むすび
コラム「給与明細を知ろう」
5章 リバース・モーゲージの課題
1.問題の所在
2.高齢者の経済生活に関する意識調査
3.リバース・モーゲージの課題
4.リスクへの対応策
5.まとめ
6章 短大生の日常生活のリスクと 職業選択に関する意識
1.問題の所在
2.リスクの概念と日常生活のリスク
3.短大生の日常生活に関わるリスクに対する意識調査の結果
4.短大生の就職活動への対応
5.職業選択に関する意識
6.まとめ
コラム ―「高学歴女性と仕事に関するアンケート」結果―から
7章 ワーカーのキャリア意識
1.問題の所在
2.多様化するワーカー
3.ワーカーのキャリア
4.アンケート調査結果の考察
5.まとめ
コラム「フリーターについて考えてみよう」
8章 就職支援の課題
1.問題の所在
2.研究目的
3.就職支援の課題
4.アンケート調査
5.キャリア支援に対する期待
9章 キャリア・プランニングの実際
1.キャリア・プランニング・プロセス
2.自己の再評価
3.職業・仕事の特定
4.企業研究の方法
5.資料請求・エントリー
6.合同ガイダンスへの参加
7.会社説明会(個別)
8 筆記試験・面接
資料「Webサイトを利用した情報収集源」
資料「収録論文の出典と研究発表」
著者紹介

[担当からのコメント]
終身雇用制の崩壊、リモートワークの普及など労働環境の変化、こうした状況の中で、私たちは今後ますます一人ひとりが能力と成果を求められる時代を生きることになるのではないかと思います。本書は主に若い方や学生に向けて書かれた本ですが、これからの生活や人生をどう設計していくのかという点で、現役で働く全ての方にとってお役立ていただける内容になっています。

[著者紹介]
戸田 昭直(とだ まさなお)

昭和28年12月10日 静岡県浜松市に生まれる。
昭和51年3月 国際商科大学(現東京国際大学)商学科卒業
昭和53年3月 東洋大学大学院経営学研究科修士課程修了(経営学修士)
昭和53年4月 静岡県立相良高等学校教諭
昭和58年4月 静岡県立浜松商業高等学校教諭
平成3年4月 静岡県立情報処理教育センター指導主事
平成7年8月 静岡県総合教育センター指導主事
平成8年4月 土佐女子短期大学専任講師
平成10年4月 浜松短期大学専任講師
平成12年4月 浜松短期大学助教授
平成13年4月 浜松短期大学就職センター長
日本FP協会認定AFP、2級FP技能士(厚生労働省技能検定)
(社)全国産業人能力開発団体連合会認定CDA(キャリア・デベロップメント・アドバイザー)

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