「メンタルサポート」で自分も周りもラクになる──カウンセラーが教えるストレス社会で幸せになる方法

(著) 佐藤茂則

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作品詳細

[商品について]
―あなたの人生には、希望や共感はありますか―
病気や仕事、人間関係などによる悩みでストレスを抱えたり、自殺するケースが後を絶たない現代は、これまでになく心の健康が重要とされる社会となっています。そのための方法として、本書では35年以上にわたりカウンセリング業務に携わってきた著者が、専門的なカウンセリングを学ばなくても誰もができる心支援(メンタルサポート)の考え方を具体例を挙げながら分かりやすく解説します。心の柔らかさやカウンセリングマインドに基づくコミュニケーションの取り方など、他者と自分を幸せにするためのヒントが詰まった現代人必読の一書。

[目次]
はじめに
第1章 社会はこうなっている
1 人が人を破壊する社会
2 人はなぜ自殺するのか
3 家庭内における人の破壊
4 いじめ、ストーカー等による心の破壊行為
5 時代が問いかけるもの、それは心支援のメンタルサポート
6 心の向きはどっち向き?
7 カウンセラーを必要としない社会
8 あなたが身近なカウンセラーになる
第2章 元気がない、口数が減った、ため息が多い、 身近な人にこんな様子が見られたら ストレスについて考えてみよう
1 そもそもストレスってなに
2 人間関係はお薬である
3 心問題は常に信号を発信している
4 役割意識と能力(経験)からのメンタルポジション
5 経験による人の位置とストレス循環
6 ストレス対処を5本指に喩えたら
7 人の3つの感情法則と2つの対話の法則を知って心ほぐそう
8 職場に相談窓口を設置しても活用はされにくい
9 メンタルリーダーを育てよう
10 人は言葉でやる気を失い、言葉で癒される
11 1度発した言葉は消えない
12 よりよい職場の対話風土「哲学対話」のすすめ
13 何を対話するのか
14 ストレス対処を工夫しよう
15 ストレスサバイバー4つの特徴
第3章 心の病を考えてみよう
1 うつ病の実態
2 医師はどのように診断するのか
3 うつ病以外のメンタル不調
4 社会不安障害(社交不安障害)
5 発達障害
6 応急法と基本法・カウンセリングで対応しよう
7 カウンセリングとは
8 カウンセリングにやってくる人
第4章 家族や友人の立場であなたができること
1 あなたはカウンセラー!
2 カウンセリングという人間関係のねらい
3 カウンセリングマインドと少しの言葉
4 自尊心にダメージ与えるものとは
5 きく力を少しだけ磨こう
6 よりよい関係づくりの関係原則
7 声をかけるだけでもカウンセリング
8 人は話すことで癒される
9 人の心の履歴を想像しよう
10 時間軸を当てはめて理解してみよう
11 会話の背後にある願望と欲求
12 コミュニケーションを取るときの心模様(心の天気)
13 カウンセリングや心理学を学ぶ参考となる4つの窓
14 性格と聞かれてどう答えるか
15 周りの人の可能性を開くために〝あなたが変わること〟
16 受容と共感について
17 心が感じる時間を理解しておこう
18 自律的に時間配分を考えよう
19 心が感じる人間関係の距離
20 対話に活かすカウンセリングコミュニケーションで見える人の心理 その1
21 対話に活かすカウンセリングコミュニケーションで見える人の心理 その2
第5章 家族はすべての〝もと(因)〟 そのもとを見直してみよう
1 家族の中にもしカウンセリングマインドを持った人がいたら
2 成長していく人の家庭の特徴
3 家族形態の変化、そしてこれから…
4 よき家庭に悩み尽きず
5 家族チェック
6 バランス
7 家族、家系から受け継ぐもの
8 自分の命のシナリオの理解とその道具
9 思い出の回収、心のリセット
10 抑圧された感情はリベンジ(復讐)のチャンスをねらっている
11 家系図は心のシナリオを理解するヒントを与えてくれる その1
12 家系図は心のシナリオを理解するヒントを与えてくれる その2
13 過去はエネルギーの宝庫
14 家族、〝命(家系)〟のつながりを再認識しよう
第6章 心の健康を維持する条件と支援の関係
1 心の健康を維持する条件
2 心の健康と〝やわらか心〟の育て方
3 手をかけること
4 関心を持つことの危険性
5 聴くことと聴けない理由
6 メンタルヘルスではなく、メンタルタフネスを考えよう
7 過去は変わらない、清算は必要
8 生きている意味を考える
9 心は晴れたり曇ったり、雨の日もあれば、嵐の日もあります。順応力を目覚めさせよう
おわりに
著者略歴

[担当からのコメント]
携帯電話やインターネットの普及でかつてない程に手軽なコミュニケーション手段を持つようになった私たちですが、一方で昔に比べると精神的な孤独も感じるようになっているように思います。そうした時代に人はどう生きるのか、その答えを見つける一助として本書を多くの方にご活用いただければ嬉しく思います。

[著者略歴]
佐藤 茂則(さとう しげのり)

埼玉県出身。高校卒業後、生きることに悩み浪人した後、大正大学の仏教学部に入学、さらに同大学院課程カウンセリング研究科を経て日本創造経営協会に入社。企業における人材育成を学び、20年の勤続を経て、学生時代に想い描いたメンタルヘルスに取り組むべく40代半ばに独立。
平成9年有限会社ミック研究所設立、代表取締役。さらに平成16年NPO法人メンタルサポートアカデミー設立、理事長。ミック研究所では、企業、自治体、医療、福祉施設等の人材育成や人事組織支援をメイン事業としながら、さらにカウンセリングを中心としたEAP活動を行っている。NPOでは、「聴くことは誰にでもできる身近な社会貢献」をスローガンに、メンタルサポートにかかるセミナーや講座、講演を行うとともに、家庭、地域、職場で活動できるカウンセラーの養成(月1回全10回、平成28年第14期終了)と講師養成講座を行っている。
・人間力大学校 専任講師
・『叡智の学校』Wisdom School、講師
http://www.wisdom-school.net/seminar.html

著書:「心のコリのほぐし方」(長崎出版)、「半熟たまご」(近代文芸社)、「病院経営ハンドブック」(同友館)、「病院経営ワンポイント集」(ミクス)、「自己責任時代のライフプラン指南」(きんざい)、「家族創世紀・主役は女性」(中央経済社)、「ゼロ社会と心の技術」(さきたま出版)、「BSカウンセリングマニュアル」(ジェイ・アイ・エス)、「産業カウンセリングハンドブック」(金子書房)、「看護スタッフがカウンセリングを学ぶ教育ツール集」(アーバンプロデュース)、「つぶさない経営」、「幸福(しあわせ)実現論」(万来舎)等。
http://www.micc-co.jp 
http://npo.micc-co.jp/ 
メール:micc@olive.ocn.ne.jp
フェイスブック:http://www.facebook.com/shigenori.satou

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