「食」で身体のサビをとる! 老化を予防し健康に導く 野菜・魚・発酵食品のちから

(著) 森田和良

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作品詳細

[商品について]
―日々の食からエイジングを予防する―
年齢を重ねるごとに身体の機能が鈍化する老化。本書はこの身体の機能の衰えについて、遺伝因子や環境因子など様々な要因の中から、ストレスと食を含む生活習慣の乱れの影響を取り上げ、食の改善から予防できないか探求した作品です。野菜の機能的な有用性という視点から野菜を中心に可能な限り科学的な目で捉え、エイジングに係わる様々な疾病についても取り上げると共に、自身の研究や多くの科学者の論文および総説の調査からエイジングの予防(アンチエイジング)に有用な食材についても紹介します。

[目次]
はじめに
第一章 老化と寿命のはなし
(1)遺伝子レベルでの老化
(2)細胞レベルでの老化
(3)分子レベルでの老化
(4)個体レベルでの老化
(5)老化と寿命
(6)寿命に係わる遺伝子
第二章 老化に伴う変調・疾病のはなし
(1)がん
(2)循環器病
1)狭心症
2)脳卒中
3)心筋梗塞
(3)肥満(糖尿病)
1)肥満
2)糖尿病
2-1)Ⅰ型糖尿病
2-2)Ⅱ型糖尿病
2-3)遺伝子の異常やほかの疾病が原因となる糖尿病
2-4)妊娠糖尿病
(4)高脂血症(脂質異常症)
(5)高血圧
(6)アレルギー
(7)腸内悪玉菌の増加
(8)皮膚老化
(9)認知症
(10)骨粗しょう症
(11)虫歯・歯周病
(12)視力低下
(13)男性減退
(14)ストレス
1)精神的ストレス
2)生体内における酸化ストレス
第三章 老化に伴う疾病を予防する野菜・魚・発酵食品
(1)がんを予防する食品
(2)循環器病を予防する食品
1)狭心症発症の予防食品
2)脳卒中発症の予防食品
2-2)食物繊維と抗酸化食品を積極的に摂りましょう
2-3)水分補給をこまめに
3)心筋梗塞発症の予防食品
3-1)食物繊維
3-2)LDLコレステロール低下物質
(3)肥満・糖尿病を予防する食品及び運動
1)肥満を予防する食品
1-1)エネルギー代謝を高める食品
1-2)腸内細菌と短鎖脂肪酸
1-3)アントシアニン
1-4)ラクトフェリン及び亜鉛
1-5)ベージュ脂肪細胞を増やす食品
2)糖尿病を予防する食品
2-1)含硫化合物(イオウを含む化合物)及びトリテルペノイド
2-2)腸内細菌と短鎖脂肪酸
3)運動
(4)高脂血症(脂質異常症)発症を予防する食品
(5)高血圧発症を予防する食品
1)食品由来ペプチド
2)ACE阻害因子以外の因子
3)含硫化合物(イオウ元素Sを含む化合物)
4)フラボノイド配糖体などのポリフェノール
4-1)ルチン
4-2)グレープフルーツ
(6)アレルギー発症を予防する食品
1)ムチン
2)ポリフェノール(ロズマリン酸ほか)
3)腸内細菌
(7)整腸のための食品
1)食物繊維
2)腸内善玉菌
3)オリゴ糖
(8)皮膚老化を予防する食品
1)抗シワ、抗たるみ予防食品
1-1)ジンゲロール
1-2)エクオール
2)皮膚結合組織を若返えさせる
2-1)コラーゲン及びエラスチンの補給並びにAGEs生成抑制
2-2)ヒアルロン酸、セラミド及びコンドロイチンの補給
2-3)プロシアニジン及びフラボノイド配糖体
3)ビタミン様物質
4)抗酸化食品素材・プロアントシアニジン
5)寿命延長に係わる遺伝子を活性化する食品
5-1)レスベラトロール
5-2)テトラヒドロクルクミン
(9)認知症の発症を予防する食品
1)ビタミン及びカロテン
2)不飽和脂肪酸
3)睡眠
(10)骨粗しょう症の発症を予防する食品及び運動
1)カルシウム
2)ビタミン
2-1)ビタミンD
2-2)ビタミンK
2-3)ビタミンB6・B12及び葉酸
3)コラーゲン部を支える食品
4)野菜
4-1)女性ホルモン様物質・大豆イソフラボン
4-2)クリプトキサンチン
5)運動
(11)虫歯及び歯周病を予防する食品
(12)視力低下を予防する食品
1)ビタミン
1-1)ビタミンB1
1-2)ビタミンC
1-3)ビタミンA
2)カロテノイド
3)アントシアニン
(13)男性の減退を予防する食品
1)含硫化合物(イオウを含む化合物)
2)マカ
3)亜鉛
(14)ストレスの予防・緩和をする食品と気分転換
1)精神的ストレスの緩和に有効な食品
1-1)セネリン
1-2)テオブロミン
1-3)イソフラボン
1-4)ブルーベリー
1-5)幸せホルモン・セロトニンに欠かせない栄養素
2)生体内で起こる酸化ストレスの予防
3)精神的ストレスの予防
第四章 野菜・魚・発酵食品などの摂取そして適度な運動
(1)老化症状と疾病との関連
(2)疾病予防の食レシピ
1)がん予防のレシピ
2)循環器病を予防するレシピ
3)肥満・糖尿病を予防するレシピ
4)高脂血症発症の予防食事
5)高血圧発症を予防する食事
6)アレルギー予防のレシピ
7)整腸のための食事
8)皮膚老化を予防するためのレシピ
9)認知症の発病予防のレシピ
10)骨そしょう症発症予防のレシピ
11)虫歯予防のレシピ
12)視力低下予防のレシピ
13)男性減退予防のレシピ
14)ストレス予防・緩和のレシピ
(3)老人の実態
おわりに
文献
注釈
著者略歴

[出版社からのコメント]
人の身体は摂取した食べ物から作られることを考えれば、毎日の食事が健康に大切であることは理解していても、いざ実践となると怪しくなる方も多いかも知れません。本書ではその食について、「老化」という誰もが無関心ではいられないテーマから扱っています。日々の食生活を改善するための一助として、多くの方にご活用いただければ嬉しく思います。

【著者略歴】
森田 和良(もりた・かずよし)

1948年 生まれ
1973年 東北大学大学院・理学部・化学第二学科・合成有機化学研究室 卒業
1973年 カネボウ株式会社 研究所
1999年 株式会社カネボウ化粧品 知的財産権センター
2006年 花王グループ・株式会社カネボウ化粧品 知的財産権センター
2007年 工業所有権協力センター 主席部員
2009年 株式会社トレードワークス 技術顧問、化粧品・医薬部外品総括製造販売責任者

農学博士(名古屋大学)

著書
「がん予防から見た野菜の有用性」、森田和良著、創英社/三省堂書店、2015年8月31日発行

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