ソフトウェアの品質管理 : 専門家が教えない大切なこと

(著) 和久井敦司

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作品詳細

[商品について]

―プロジェクトを成功させるソフトウェア品質管理の「考え方」を考える―

ソフトウェアにおける品質はバグの有無だけで語られるものではなく、そこでは信頼性や機能性、要求事項の実現のしかたなど、絡み合ったさまざまな要素を考慮しなければならない。本書は、20年にわたりソフトウェアの品質管理に携わってきた著者が、予算や納期といったシステム開発の諸条件の中で、品質管理について学び考えてきたことを言語化した考察録である。ソフトウェアの品質管理とはどのようなものか、どのような難しさがあるのかを、これまでの経験と研鑽に基づいて考察していく。実際にソフトウェア開発や品質管理に携わっている方はもちろん、これから携わってみたい方、興味のある方にとってもお役立ていただける一冊。


[目次]

はじめに

第1章 “IT”の正体

1.1 ソフトウェアの特性

1.2 プログラムの特性

1.3 IT業の特性

第2章 ソフトウェア開発、基本の基本

2.1 品質

2.2 プロセス

2.3 工程

第3章 ソフト品質管理、ここが難しい

3.1 工程名称

3.2 品質指標

3.3 原因分析

3.4 標準化

3.5 部品化

3.6 データ数と鮮度

3.7 目標管理

3.8 価値(価格と生産性)

3.9 アジャイル

3.10 バグ収束度

3.11 アラーム(警告)

3.12 リスク

3.13 オブジェクト指向

3.14 プロジェクトの成功

第4章 ソフト品質管理のヒント

4.1 品質分析

4.2 障害対応

4.3 ルール遵守

4.4 進捗管理

4.5 PDCAサイクル

4.6 文書と記録

4.7 プロジェクト計画書

4.8 内部監査と是正処置

4.9 小集団活動

4.10 事例共有

4.11 作業分担

4.12 報・連・相

4.13 ISO9001

第5章 故事・名言

最後に

著者略歴


[担当からのコメント]

システム開発がサービス業だと言ったら、意外だと思われる方もいるかも知れません。しかし本書をお読みいただければ、そこにはどの企業も抱えている問題が根底に流れていることにお気づきいただけると思います。ぜひプロマネ気分で本書の中にある問題意識について考えてみてください。


[著者略歴]

和久井敦司(わくい・あつし)


1960年生れ。長野県在住。

ソフトウェア開発会社2社おいて、主にミドルウェアやパッケージ製品の開発に従事。1990年代後半から品質管理に従事。情報処理システム監査技術者、(JRCA登録)QMS審査員補。

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