ブラックホール

(著) 織部浩道

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作品詳細

光と闇が混沌としている。
何も見えない、何の区別もない。すべてが、はっきりしないまま、何かが、めばえている。それは、整列であり、秩序の片らだ。アメーバのように動く気流がある。宇宙の元素がただよっている。混沌の中で力が作用し、あいまいなままただよっている。
あいまいな中で、小さな粒子がぶつかっている。その衝突が別の方向へ流れる。こういったものが入りまじった状態だ。衝突と衝突は、さらに衝突を繰り返しながら火花をちらしている。
それは、フォースで、力の源だ。
光と闇が、ぶつかる中で、混明しているのだ。何もきこえない中で、衝突が繰り返される。誰かが、それを見ているとしたら、ブラフマンだろう。原始宇宙は、存在していたという。その青写真の混沌とした世界があるのだ。無から世界はできたと言われた時代がある。ビッグバンによってできたのだと。(プロローグより)
【著者プロフィール】
織部浩道(おりべ・ひろみち)

1960年生まれ
明治大学大学院博士前期課程修了
税理士会退会
現在、新世紀会、ロイヤルフロンティア
魚座 O型
著書に
『ブラックホール』22世紀アート
『誘惑の星』文芸社
等がある。

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