主治医はあなた~医者はどこまで患者と向き合っているか?~

(著) 樋田和彦

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作品詳細

[商品について]
―人の身体とは、単に臓器が集まっているものではない―
かつて耳鼻咽喉科を開業しながらも、ある経験から患者さん自身と真摯に向き合うことの大切さを痛感した著者は、「こころとからだ」を全人的に診る「統合治療」に取り組むこととなります。ーー本書には、鍼灸やヨガをはじめ、指を使った簡単なテストから患者さんの臓器器官の機能や身体に有効な薬剤、食品を選び出すことも可能な「Oリングテスト」などを通して、一つひとつの「臓器」ではなく、一人ひとりの「人」を診ることを実践してきた著者の経験や想いがまとめられています。これからの時代に必要な医療とはどんなものなのか。医師として、また患者として医療にかかわるすべての人に贈る一書です。

[目次]
はじめに
第一章 総合医という考えは、 医療の本来あるべき姿に戻ろうとする 「医の良心」と思うのです。
第二章 1人の患者さんにじっくり耳を傾ける。 そこには、何百人と診ても得られない医者としての充実感があります。
第三章 病名は、 整理するうえで都合のいい 「肩書き」?
第四章 本来の診察とは、 患者さんの身体・心・生活に触れること。
第五章 患者数や手術件数にこだわるより 医者の本分を尽くしたいと思います。
第六章 「人を助けたい」という医の良心を、 十分に謳歌してこそ医療です。
第七章 〝病気を治すより、人を治せ〟 〝病気を診るのではなく、病人を診よ〟
第八章 人間まるごと。生命まるごと。 全人的・包括的な視点を持つのが ホリスティック医学です。
第九章 〝自分は自分でしかない〟 と悟らせてくれたヨガ師匠との出会い。
第十章 ホリスティック医学を根底で支えるのは 自然観・人間観・生命観であると思います。
第十一章 病菌を悪玉として攻撃するよりも 心身を平穏な状態に戻すことが じつは治療で一番、大切なのです。
第十二章 回復や治療のためといって 辛くてもガマンして頑張ることは 自然の法則でいうと逆効果です。
第十三章 警戒期、抵抗期、混乱期、疲労期 ストレスには4段階あり 分泌されるホルモンが異なります。
第十四章 最初は信じがたかった Oリングテストが、 診療に欠かせない存在となるまで。
第十五章 問診、視診、触診、打診、聴診に 筋診(キネシオロジー)を加えてこそ 全人的な診察ができると考えます。
第十六章 ストレスの原因を見つけ出し 解放へと導くキネシオロジー。
第十七章 キネシオロジーを使って 患者さんの身体に尋ねてみる。 その〝場〟こそ、医療の原点です。
第十八章 患者さんの身体の声を聞き その内容に従って治療を行う。 主治医は患者さん自身です。
第十九章 西洋医学とキネシオロジー、 ヨーロッパで期待される 新たな統合医療のかたち。
第二十章 手は全身の縮図である。 その手のひらを治療の場とする 高麗手指鍼(こうらいしゅししん)
第二十一章 バイ・デジタルOリングテストと 高麗手指鍼を融合した 独自のヒダ式治療法
第二十二章 邪気を祓うことは、 人間の内なる治癒力を働かせること。
第二十三章 病気は防御反応のひとつである。 「症状即療法」の考え方。
スペシャル・コンテンツ
トークセッション
終わりに
参考文献
著者略歴

[担当からのコメント]
大きな病院に行くと、たくさんの科や部門に区分けがされていて、人の身体というのはこれほど多くの臓器に分類されるのだと改めて驚かされます。しかし、本来医療にとって大切なのは、臓器を診ることではなく、人そのものを診る姿勢であったはずです。本書を読み、現在の医療、そしてこれからの医療を考えるきっかけとして頂ければ嬉しく思います。

[著者略歴]
樋田 和彦(ひだ・かずひこ)
・日本ホリスティック医学協会顧問
・日本高麗手指鍼療法学会名誉会長
・医学博士
著書に『癒しのしくみ』(地湧社)、『からだと心を癒す30のヒント』(地湧社)、『あなたの「生命」は統合医療で見直そう』(共著、リフレ出版)、『高麗手指鍼とO-リングテスト』(陰陽脈診社・韓国)など。

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