夢幻泡影: 愛する妻と過ごした最期の90日

(著) 滝川秀行

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作品詳細

「私は自分の責任で全ての面倒を見てやりたいと思う。私の決意に随って、私の思いの強さに随って、この先病院のお世話になるしかないというような現状を迎えないで済むのだと信じている。最高の愛情とそれに伴う決断、そして細心の注意……私がしてやれるのはそれ以外にない」(本書「九月十四日の日記」より)

3ヶ月の闘病生活の末、56歳の若さで亡くなった妻・富美江サン。住職として、多くの人の生死を見つめてきた作者による介護日記。厳しい自宅療養の現実と、妻への思いを率直に綴る。
愛する人の死にどう向き合えばいいのか……そのヒントとなる一冊。

【著者プロフィール】
滝川 秀行(たきがわ・ひでゆき)

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