子どもの個性を育む ~発達障害や不登校の子どもたちに寄り添う支援~

(著) 鈴木正樹

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作品詳細

[商品について]

―子育ても教育も、子どもの「生きる力」を育むためにある―

【読売新聞滋賀版連載「十人十色子どもたちの今」が電子書籍化!】

熱した大きな釜に小さなザラメをいれ、糖蜜をかけながらゆっくり回転させて作る金平糖。1日でわずか1ミリしか大きくならず、あの突起は根気強く回転速度や火力などを調整してはじめて生まれます。子どもの教育や子育ては、この金平糖に似ています。それぞれに異なる個性を持っている子どもたちの可能性をどう育てていくか、それは金平糖のツノを出すのと同じことなのです。ーー発達障害のある子らを対象にした学習塾「アットスクール」で多くの子どもたちや子育ての悩みと向き合ってきた著者が、子どもたちの可能性を拓き自立を促す取り組みの中で思うことや気づきを綴った、子育てのヒントが詰まった教育エッセイ。


[目次]

(1)得意生かし 自信育む

(2)子の気持ち 寄り添って

(3)小さな目標で達成感を

(4)対面にないメリットも

(5)信じて待つ覚悟持って

(6)学び方認め子に自信

(7)「認知特性」生かす指導

(8)自立に向け情報共有

(9)根気よく 時間をかけて

(10)安心できる居場所を

(11)試行錯誤し 人に頼る

(12)学び見守り 生きる力に

(13)本人の選択を信じる

(14)福祉サービスと連携を

(15)個性把握するヒントに

(16)ゴールではなく通過点

(17)二次障害防ぐ対応 重要

(18)学習機会 保障される社会へ

(19)自信を持って 歩いて

(20)五感を刺激する体験を

(21)本人の意思尊重し支援

(22)話を聞いて 寄り添いを

(23)自分の成長に気づいて

著者略歴


[担当からのコメント]

時短やコスパといった言葉が流行る社会は、子どもたちの教育にとって必ずしも良い環境とは言えません。本書は直接的には教育や子育てについて語っていますが、子どもの教育にとって良い環境を作ることの大切さを大人に問いかける作品にもなっています。人を育てるとはどういうことなのかを考えるうえで示唆に富む本書、ぜひご一読ください。


[著者プロフィール]

鈴木 正樹(すずき・まさき)

株式会社アットスクール 代表取締役

アットスクール高等学院 学院長

京都女子大学 発達教育学部 非常勤講師

特別支援教育士・教育カウンセラー


発達障がい児や不登校の子どもたちの自立支援を目的として2005年株式会社アットスクールを設立。

「一人ひとりの個性とニーズに合わせた自立支援」を理念として、児童生徒と保護者の支援に携わりながら、全国各地での講演やセミナー、スペシャルニーズサポーター養成研修や教育・福祉関連のコンサルティングなどを行っている。


2019年には発達障害に特化した通信制高校である明蓬館高校のサポート校としてアットスクール高等学院を設立。学院長として、発達障害のある生徒の高校卒業やキャリア支援を行うことにより教育と福祉の連携と充実を図り、若者の自立支援を目的として活動している。


・主な著書

十人十色の子どもたち~発達支援の現場から~

子育てがちょっと楽しくなる 他


アットスクールwebsite:https://www.at-school.jp/

Mail:kosodate@at-school.jp

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