本来の自然を取り戻したい

(著) 守田捷治

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作品詳細

[商品について]
―山口から、自然と旅と酒に想いをこめて―
いつの間にか家の庭で育ちひと霜ごとに鮮やかな朱色に染まっていく南天の実に心和ませ、メバル釣りに出かけた瀬戸内海の美しさを感じながら原発建設予定地になっていることを憂い、お隣からもらった見事な大根に戦後の食物難のなかで母が炊いてくれた「大根飯」を思い出し、しまなみ海道の一人ドライブ旅で自然の神秘と人の温もりに感動するーーこれまで新聞や雑誌に投稿してきた、日常の出来事や自然の中にあるちょっとした感動や驚きをまとめた小文集。

[目次]
Ⅰ 本来の自然を取り戻したい
田布施川にシジミを甦らそう
ひと霜ごとに朱を増す南天
野鳥の「訪問」待ちわびる私
落ち葉うれし季節の移ろい
自然のにおい宿すドクダミ
ツルの飛来地自然に戻そう
瀬戸内海には原発似合わぬ
ムカゴに思う四季の移ろい
冬枯れの庭に満開の梅の花
なぜか物悲しツワブキの花
ツル舞う山里 静かなままに
心温まる事柄 私の場合切符
ナスが早咲き 実りが心配に
ヒナ鳥の成長 心地よい感動
ATM室には冷房いらない
本来の自然を取り戻したい
三十六歳イチョウ 我が庭の宝物
季節知らせるヒイラギの花
メダカの飼育 夏休みにいかが
イチョウに感謝してギンナン拾う
「大根飯」が食べたい寒い冬
免許更新 老いても輝きたい
秋を告げるモズの声に郷愁感
思い込めた年賀状書いてみては
原発交付金で癒やしのスポット
Ⅱ 「駱駝倶楽部」より
語り合い
神秘と温かさ 海道で実感
内容充実、表現豊かな新連載コラムに期待度大
焼酎の素晴らしさに感謝
サライ「駱駝倶楽部」より
あとがき
見る目、感じる心
著者

[担当からのコメント]
地球温暖化や環境破壊などの影響は、少なからず私たちの日常にも押し寄せてきています。自然を見て感じることを忘れてしまう前に、もう一度身近な自然に立ち返る必要があるのではと本書を読みながら改めて思います。ぜひご一読ください。

[著者略歴]
守田捷治(もりた・しょうじ)

一九三七(昭和十二)年五月二十八日(美空ひばりと一日違い)、山口県光市(旧熊毛郡)小周防上中郷に生まれる。
座右の銘は「敬天愛人」。作家は山本周五郎を好み、焼酎と旅を愛する。尊敬する人物は母親。

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