極める!行書―—字形・用筆の分析から創作へみちびく、書の美の教科書

(著) 幕田魁心

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作品詳細

[商品について]
―名跡の美から あなた自身の世界へー
書は、単なる文字ではない。結体・線質・空間・墨色等において作者の感情や意図が反映されなければならない。本来、書の学習には、古典臨書〜倣書〜創作というプロセスがある。しかし、ひたすら臨書に徹しても独創的な創作に到達するのは至難の業である。
本書では、書聖といわれる王羲之の「蘭亭序」「集字聖教序」など名跡7種(行書学習に不可欠な作品)を取り上げ、字形・用筆の特徴を細かく分析・図解して美の要素を示し、それに基づき倣書へと進む。(この倣書により表現力が養われる)そして、自由な発想、多彩な表現へと展開する。資料編には、中国・日本の名品選、行書の変遷等を付した。個性的な書を表現するための必読書。

[目次]
はじめに
いろいろな行書
李柏尺牘稿
集字聖教序
蘭亭序
温泉銘
祭姪文稿
王鐸
何紹基
創作へのかけはし
資料編
中国の名品選/日本の名品選
平安時代の行書/行書の成立
行書作品略年表
行書の変遷―中国編
行書の変遷―日本編
書体の変遷

[担当からのコメント]
パソコンやスマホの普及で「字を書く」ということも減ってきている昨今ですが、だからこそ余計に美しい字を書くことへの憧れを抱く方も多いのではないかと思います。本書で美しい字に触れ、書の美への眼を養っていけば、きっと貴方も筆をとりたくなるでしょう。毛筆の魅力が詰まった本書、ぜひご一読ください。

[著者略歴]
幕田魁心(まくた かいしん) 本名 隆

1947(昭和22)年 福岡県北九州市に生まれる
豊島嘉穂先生、安藤搨石先生に師事。大東文化大学卒業。千葉県立高等学校教諭として30年間勤務。平成13年より千葉大学にて13年間書道を指導。現在、魁心書法院主幹。

個展 32回(銀座鳩居堂画廊、東京銀座画廊美術館、菱田師宣記念館、北京、ニューヨーク、パリ日本文化会館2回、他)
著書 37冊
   『極める!シリーズ』全7巻、『創作への道』全6巻、『百人一首』、
   『篆隷楷行草書体で書く一字書〜五字書』全7巻、『一期一会』、
   『書になった童謡たち』、他。高等学校書道教科書執筆。
作品収蔵(永久保存)
   パリ・マドレーヌ寺院、ニューヨーク総領事館、韓国芸術殿堂、
   中国紹興市博物館、米国・メリーランド州立大学、中尊寺、他。
叙勲 フランス・アンクラジュマン・ピュブリック社会功労奨励勲章・
   勲二等受章
ホームページ http//www.makuta.jp

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