父母のことば、恩送り──家族の時間

(著) 丸山善三

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作品詳細

[商品について]
―家族とは、理屈ではなく、想いである―
親子間の喜怒哀楽は、いつの時代も変わりようがない。親から子へと伝わる想いも、いつの時代も変わらない。父の気概の根源には、若き日の強烈な戦争体験があった。母の気概の根源には、夫への感謝と家族への想いがあった。その息子はいま、人生の折々に父母からもらった言葉を胸に、かけがえのない大切な家族の記憶を伝えようとしているーー遺された書簡や写真、そして自身の記憶をもとに、昭和という時代を生きたある家族の歴史を振り返った回顧録。

[目次]
発刊にあたり(第一版)
第二版出版にあたり
父母のことば、―恩送りの力
一枚の写真から(旧自宅前)
父敏二の死去
父敏二の記憶から
丸山分家の特別な新年
両親が遺してくれた記録とその記憶を辿る
二人の兄とおはぎ
母の歩いた路を巡る(地図参照)
父母から子へ
父母の手紙(原文)
父(敏二)最期の手紙から
父からの励ましの手紙(大学受験浪人時代)
父からの励ましの手紙(大学一年時)
東京での一人の生活が始まる
一人暮らしも落ち着いた八月のある日の母からの手紙
母の日常と遺した言葉から
祖母との思い出(孫から祖母へ)
「私(姉)の育った時代と家族のこと」
〔母の回想そのⅠ〕
〔母の回想そのⅡ〕
〈周りの人たち〉
〈祖父のこと〉
〈家業と暮らし〉
〈女子挺身隊へ〉
〈母の病い〉
〈分家での父と母の日常〉
〈母の生き方〉
〈父母を偲ぶ短歌〉        じゅんこ作
家族と自然を詠った俳句・短歌・詩(丸山善三)
あかいつえ(母を想う)
父さん
元気になって
ことばの泉
越後漁師の唄
あの頃・・・
白い雪
福井弁の岳父(おやじ)さんのこと
令和へのバトンタッチ(世代を超えて)
(プロレスラージャイアント馬場没後二十年) 馬場の故郷三条市から
手のひらのぬくもり
ワンちゃんと共に(その一)
ワンちゃんと共に(その二)
新緑の中に立つ母
先祖から授かる恩(恩送り)
家族の土壌
あとがき(第一版)
第二版のあとがき
著者略歴

[担当からのコメント]
本書の中にある家族の風景は今ではあまり見られなくなってしまいましたが、形が変わっただけでそこにある心はきっと今の家族の中にもあるのだろうと本書を読みながら改めて思います。家族を想う大切な時間を、ぜひ本書とともに過ごしていただければ嬉しく思います。

[著者略歴]
丸山善三
昭和三十一(一九五六)年、新潟県三条市生まれ。
新潟県立三条高校卒。
東京経済大学経済学部卒。
慶應義塾大学法学部政治学専攻(通信課程)在学中。
新潟県三条地区保護司登録。
作家吉村昭研究会々員。『越後文学』同人。
地域の歴史考究、日本近代史研学をライフワークとする。三条市曹洞宗西明寺での座禅を日課とする。
作業工具メーカートップ工業株式会社、ブログ「寺子屋ZEN」を掲載中。

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