理由あり勘合符:京都古美術探索行 / 真心会社:左富士の殺人シナリオ

(著) 箕口忠

Amazon

作品詳細

[商品について
『理由あり勘合符:京都古美術探索行』から
―勘合符が導く先にある真実とは―
25年勤めた商社をリストラされた吉岡琢磨は、ハローワークで失業保険の申請の手続きをした帰りにふらりと立ち寄った美術館で、日裏卓と名乗る奇妙な男と出会う。古美術蒐集家で、自らのことを「九十九パーセント真贋を見分ける眼」を持つと豪語する日裏から、骨董品の掘り出し物探しに誘われた琢磨は、気晴らしを兼ねて赴いた京都・東寺の弘法市で、北陸の旧家の蔵から出たという不思議な形の木彫と出会う。日裏に勧められて購入したその木彫は、実はかつて勘合貿易で使用されていた割符の片割れで、二つ揃えば一千万はくだらないという代物だった――。歴史の街・京都を舞台に、割符に導かれた男が踏み入れた欲と陰謀の世界を描くサスペンス小説。

『真心会社:左富士の殺人シナリオ』から
―勘合符が導く先にある真実とは―
25年勤めた商社をリストラされた吉岡琢磨は、ハローワークで失業保険の申請の手続きをした帰りにふらりと立ち寄った美術館で、日裏卓と名乗る奇妙な男と出会う。古美術蒐集家で、自らのことを「九十九パーセント真贋を見分ける眼」を持つと豪語する日裏から、骨董品の掘り出し物探しに誘われた琢磨は、気晴らしを兼ねて赴いた京都・東寺の弘法市で、北陸の旧家の蔵から出たという不思議な形の木彫と出会う。日裏に勧められて購入したその木彫は、実はかつて勘合貿易で使用されていた割符の片割れで、二つ揃えば一千万はくだらないという代物だった――。歴史の街・京都を舞台に、割符に導かれた男が踏み入れた欲と陰謀の世界を描くサスペンス小説。

【著者略歴】
箕口 忠(みのぐち・ただし) 1936年、大阪府大阪市西区に生まれる。 神戸大学法学部卒業、大阪市役所に勤務、主として広報関係の職務につく。 交通局で路面電車廃止記念事業、地下鉄五十周年記念事業を手がけ、市長室で市制百周年記念事業、「OSAKA咲AKASO」キャンペーン事業に携わる。 定年退職後、阪神高速道路協会勤務を経て、現在、大阪市立芸術創造館事務長。 著作に記念誌『「市電」──市民とともに六五年』。 奈良県北葛城都在住。

新刊情報