芭蕉に旅するーおくの細道拓本紀行

(著) 都谷森孝子

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作品詳細

[商品について]
―採拓は碑をうつし取るだけではなく、きっとそこに宿る心もうつし取っている―
38歳の夏に拓本と出会ってからというもの、その魅力の虜となった著者は、気づけば人生の半分以上を拓本と共に過ごしてきた。カメラマン兼運転手として支え続けてくれた夫、碑の関係者やその土地の人々、いくつもの幸運な出会いに恵まれながら30年以上にわたって続けた採拓の旅。本書は、その中から松尾芭蕉の「おくの細道」の旅を収める。旅好き、書好き、文学好きに歴史好き、様々な方にお楽しみいただける採拓紀行。

[目次]
―『おくの細道拓本紀行』によせて―  拓本に込められた愛と精魂
「拓本紀行」に寄せて
発刊によせて
凡例
日光路
奥州路
出羽路
北陸路
結びの地
今様「おくのほそ道」
―あとがき―  人生は出会い旅
著者略歴

[担当からのコメント]
拓本って何だろうと思う方でも、本書はお楽しみいただけます。著者の人柄と拓本に対する飽くなき情熱が、単なる採択記録の枠を超えた面白さを醸し出しています。一風変わったおくの細道紀行でもある本書、ぜひご一読ください。

[著者略歴]
都谷森 孝子(とやもり たかこ)

1940年       青森県西津軽郡鯵ヶ沢町で誕生
1961年       青森県下北郡川内町立宿野部中学校に赴任
1978年       「拓本」にめぐり会い、採拓(拓本を採る)の旅が始まる
1983年~1994年 芭蕉の「奥の細道」をめぐり、採拓をする
1988年       青森県むつ市立むつ中学校を最後に教職から退く
1989年       「拓本と写真で見る奥の細道」展――芭蕉「奥の細道紀行300年記念」――(下北文化会館)
1989年~1991年 「ウィークしもきた(ローカル紙)」に拓本と紀行文掲載
1993年~1997年 表装講座受講
1994年       「拓本と写真で見る奥の細道」展――芭蕉生誕350年記念――(下北文化会館)
1995年~1998年 「ウィークしもきた」に拓本と紀行文掲載
1996年~2001年 種田山頭火の句碑めぐり、採拓する
2000年       「拓本と写真で見る奥の細道展」(青森県教育会館の教育研究所)
2002年~      「ウィークしもきた」に種田山頭火の拓本と紀行文掲載
2003年       「拓本と写真でたどる種田山頭火の世界」展(下北文化会館)
2006年       「奥の細道文学碑 採拓探訪」拓本集発行――(大阪きずな拓友会との共編)
2015年       「奥の細道 拓本紀行」発行
2006年       「山頭火 句碑 拓本紀行」発行
2015年       「奥の細道 拓本紀行」発行(平成27年10月9日)
2017年       「山頭火 句碑 拓本紀行」発行(平成29年12月30日)

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