言葉たちの賦

(著) 西敏男

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作品詳細

[商品について]
―思い出と、言葉と語りあう時間―
まだ電気も灯らないわが家に不釣り合いなほど見事な杉の大黒柱とやさしい父の姿、国語の授業の宿題として出された創作俳句で目にした思いがけない旧友の才能、ソフトボールの試合の一打サヨナラの場面で打席に立たされた小学校六年のときの苦い記憶ーー今は亡き父母や幼いころの思い出を刻んだ故郷、子どもたちや愛犬、手塩にかけた菜園の野菜たちが語りかけるもの、それらの中にある本当の言葉を探して綴った珠玉のエッセイ集。

[目次]
まえがき 五話
ふるさとからの伝言
俳句からの伝言
愛犬・リン騒動顛末記
ある女生徒からの伝言
才能オンチからの伝言
わが子たちへの伝言
野菜たちからの伝言
「布袋座(ほていざ)」からの伝言
日記からの伝言
あとがき
著者略歴

[担当からのコメント]
文章であれ会話であれ、言葉の中に人生が透けて見えるとき、その言葉は思いもかけず心に深く刻まれたりします。エッセイの醍醐味は、まさにそんな言葉に出会うことにあるのではないかと思います。ぜひそんな素敵な出会いを本書とともにお楽しみください。

[著者略歴]
西 敏男(にし・としお)

一九四二年 長崎県北松浦郡小値賀町(五島の更に小さな離島)生れ。
現在、長崎市在住。作品は他に、「賦」シリーズ三巻出版。

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