豚馬な仲間たち:豚出毛無大学青春血風録

(著) 豊田勝良

Amazon

作品詳細

[商品について]
―抜けっぷり全開の愛すべき野郎たち―
親の期待に反して医学部受験にことごとく失敗し浪人3年目に突入した有田賢太は、連戦連敗の無為な生活に終止符を打つべく、親父に内緒で密かに「豚出毛無大学」の文学部を受験した。出る問題をことごとく鉛筆を転がして見事補欠合格し、激怒する親父をプチ家出でさらりと躱しながら晴れて豚出毛無大学文学部に入学した賢太は、そこで「豚出毛無大学を汚す野郎ども」で「豚出毛無大学に巣食うパラサイト」な仲間たちと出会うことになるーー背の低いことがコンプレックスの「豆タン」、一本釘が抜けた独活の大木「テイノウ」、丸い赤ら顔に丸い眼鏡で茹蛸そっくりな「タコ」、細くつり上がり狡賢しこく意地悪そうな目付をした「キツネ」、いつも付和雷同で誰かにくっ付いて離れない「キンチャク」、額が赤黒く黒光している「ゴキブリ」、下ネタばかりを話し人生の3分の2はエロイことを考えている「スケベイ」など、無鉄砲で欲と本音に正直に生きる個性豊かな面々の青春の日々を描いた豚馬な奴らの物語。

[目次]
一、浪人生活
二、蒲郡ゴルフカントリークラブ事件
三、世界人体解剖学書
四、夢精の悩み
五、賢太と脳の地図
六、男と女の三大悲劇
七、映画『さよなら』
八、友田誠脳神経外科教授の告白
九、東山動植物園と入鹿池の冒険
十、日本のフランケンシュタインとインカ帝国の謎
十一、近松門左衛門と西原西鶴
十二、動物学教授・無田教男
十三、豚出毛無大学文学部同窓会
十四、賢太のエッセイ集
十五、御仕舞
十六、参考文献と略歴
著者略歴

[担当からのコメント]
世の中イヤなことやよく分からないことも多いですね。そんな時は本書をどうぞ。豚馬な仲間たちが貴方の憂さを晴らしてくれるでしょう。癖になる、片腹痛い等の後遺症については感知いたしませんので悪しからず。まあ細かいことは気にせず、頁をめくちゃってください。

[著者略歴]
豊田勝良
一九三七(昭和十二年)十二月十一日生。
愛知県名古屋市出身。
学歴
昭和三十六年名古屋市立大学薬学部卒。
昭和五十六年中和鍼灸専門学校卒。
昭和五十六年~平成六年、名古屋市立大学医学部第一解剖学教室研究員として在籍。
平成九年、名古屋市立大学より医学博士号取得。
医学博士、薬剤師、鍼灸師、あん摩・マッサージ・指圧師。
著書
「闇・無言の部屋」毎日新聞名古屋開発株式会社
「伊勢路の女(ひと)」毎日新聞名古屋開発株式会社
「浮舟」毎日新聞名古屋開発株式会社
「悪夢の行方」株式会社22世紀アート
「赤紙」戦争の記憶他三編 株式会社22世紀アート

第二一回「代田賞奨励賞」受賞
「医道の日本社賞」受賞
「愛知県知事賞」受賞
論文
「便秘に対する鍼治療方法とその効果についての考察」
「上肢およびその周辺に位置する経路・経穴と人体構成要素との関連についての肉眼解剖学的研究」他多数。

新刊情報