SCIENTIFIC RESEARCH AND LGBTQ 科学研究とLGBTQー性的指向・性同一性・性自認は不変ではないー Q&A

(著) 楊尚眞

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[商品について]

―同性愛は「生まれつき」のものではない―

近年のアメリカの研究では、同性愛は「先天的」でなく「後天的」なものであることを裏付ける結果が多数発表されている。しかし人々の間に広まった「遺伝的・先天的なものである」という誤解は、容易に解けないばかりでなく社会全体が「遺伝的・先天的」な同性愛を容認する方向に進んでしまっているーー前著『同性愛と同性婚の真相』をはじめ、これまで最新の科学的研究に基づいて同性愛に関する正しい知見を伝えてきた著者が、後天的で治療も可能な同性愛の本当の姿をQ&A方式で分かりやすく解説した、正しく理解するための LGBTハンドブック。



[目次]

はじめに

Q&A

Q.1 同性愛とは何でしょうか。

Q.2 同性愛をもつ性的少数者とはどんな人たちですか。

Q.3 同性愛者はどれぐらい存在しているのですか。

Q.4 同性愛はなぜ存在しているのですか。

Q.5 現在、同性愛者の人口は増えていますか。

Q.6 同性愛は生まれつきであるという生物学的な研究はありますか。

Q.7 同性愛に対する一卵性双子研究は何を示しているのですか。

Q.8 人間の遺伝子は同性愛指向を作り出すことができますか。

Q.9 同性愛の脳はありますか。

Q.10 同性愛と胎児期ホルモンは関連性がありますか。

Q.11 同性愛が生まれつきあるとしたら正常な性愛として容認されますか。

Q.12 同性愛者はなぜ自分が同性愛者として生まれたと思い込むのですか。

Q.13 異性愛者は生来、異性愛者として生まれたのですか。

Q.14 異なる文化は同性愛について何を教えていますか。

Q.15 同性愛を発生させる精神的な原因は何でしょうか。

Q.16 同性愛者はどんな家庭環境の中で育てられた人に多く見られますか。

Q.17 同性愛を発生させる身体的な要因はありますか

Q.18 同性愛を発生させる社会的な原因はありますか。

Q.19 社会的要因と同性愛との関連性を知る研究方法はありますか。

Q.20 性暴力を経験することによって同性愛が発生することはありますか。

Q.21 同性愛は異性愛と比べて特異な魅力がありますか。

Q.22 多くの同性愛擁護者は同性愛発生原因に関してどう考えていますか。

Q.23 同性愛者は非同性愛者と比べてどのような精神的な問題が顕著に現れる傾向にありますか。

Q.24 同性愛者は非同性愛者と比べてどのような健康の問題が顕著に現れる傾向にありますか。

Q.25 同性愛者は非同性愛者に比べてなぜ平均的寿命が短いのですか。

Q.26 同性愛と精神障害の関連性を歴史的にどのように主張されてきましたか。

Q.27 同性愛容認によってどのような社会的な問題が発生しているのですか。

Q.28 同性愛者から異性愛者に変わることはありますか。

Q.29 性的指向は変わりますか。

Q.30 回復治療によって同性愛から離れることは可能ですか。

Q.31 同性愛からの回復を助ける団体はありますか。

Q.32 米国の最先端の回復治療はどのような治療ですか。

Q.33 同性愛脱却の回復治療を禁止している国はありますか。

Q.34 性(sex)とジェンダー(gender)は何が異なるのですか。

Q.35 ジェンダークィア(Gender Queer)は生まれつきですか。

Q.36 ジェンダー非順応性(Gender Nonconformity)は生まれつきですか。

Q.37 トランスジェンダー(性同一性障害をもつ者)は生まれつきですか。

Q.38 性同一性障害をもっていない人がトランスジェンダーになることはありますか。

Q.39 性同一性障害はなぜ心の障害なのですか。

Q.40 トランスジェンダーの後天的な原因とは何ですか。

Q.41 トランスジェンダーとジェンダークィアはどのような関係性がありますか。

Q.42 トランスジェンダーはジェンダークィアと比べて精神的な問題に差はありますか。

Q.43 トランスジェンダーの回復治療はどのような治療がありますか。

Q.44 トランスジェンダーのまま健康に生きるようにする治療法はありますか。

Q.45 性転換手術(性別適合手術)の問題は何ですか。

Q.46 ジェンダークィアへの性ホルモン治療はどのような問題を発生させますか。

Q.47 性転換手術を受けることによって発生し得る病とは何でしょうか。

Q.48 性転換手術によって発生し得る精神的な病とはどのようなものでしょうか。

Q.49 性転換手術は性同一性障害をもたない人も受けることがありますか。

Q.50 性転換の倫理問題とは何でしょうか。

終わりに

LGBTQ問題に関する研究書籍と研究論文

LGBTQ問題に関するサイト

著者のプロフィール



[担当からのコメント]

問題を解決するためにはそれに対する正しい知識が必要となることは異論のないところだと思いますが、同性婚をはじめとする諸問題は、正しい理解と認識がされているのか曖昧なまま、事態のみが先に走っているのではないかという印象があります。個人を尊重しながらも社会として同性愛とどう向き合うべきなのか、ぜひ本書を通じて考える機会を持っていただければ嬉しく思います。



[著者プロフィール]

楊尚眞



米ニューヨーク州立大学バッファロー校 (社会学専攻) 

韓国延世大学大学院 (宗教教育学専攻) 神学修士(Th.M)

米シカゴ神学大学院牧会学(臨床心理学専攻) 牧会学博士(D.Min)同大学院宗教教育学専攻 (哲学博士Ph.D)

専門は宗教教育学、臨床心理学



著書に『同性愛と同性婚の真相—医学・社会科学的な根拠』、『ジェンダーイデオロギーの真実』、『キリスト教と同性愛─聖書・科学・教会─』など多数。

訳書に『同性愛は生まれつきか。—同性愛の誘発要因に関する科学的研究』、『ジェンダーとトランスジェンダーの正しい理解』、『アメージング・エクソダス─同性愛をやめた李ヨナ牧師の物語─』など。

現在、弘前学院大学文学部教授

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