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にんち抄/集団記
(著) 望月清示
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作品詳細
収録2編の主人公は、年齢を重ね重ねて熟れ過ぎた体の諸機能が傷んできた介護を受ける老人と、第二次世界大戦末期の学童集団疎開先で集団生活を送る小学6年生の一人の少年。
起結のテーマをとらえ60年の歳月を隔てて重厚に描く、
意味ある「ヨコ書き」の意欲作。
著者プロフィールーーーーー
望月 清示(もちづき きよし)
東京都品川区に生まれ。
埼玉県在住。
『柩の家』で第12回埼玉文学賞を受賞。
著書に『足の砦』(勁草書房)、『団』(信山社出版)『糾われた男』(文藝春秋)。