文芸雑記: 思い出の記など

(著) 川田弘二

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作品詳細

[商品について]
―司馬遼太郎記念館を手がけた建築家は次のうち誰か?

1.安藤忠雄 2.隈研吾 3.丹下健三

正解は、本書「司馬遼太郎記念館訪問記」をご覧ください。
親しき人々との交流、よみがえる記憶の数々。作家、学者、画家との書簡のやりとり、私淑する司馬遼太郎の思い出、読書家ならではの悩みと喜び——。茨城県阿見町長としての忙しい日々のかたわら、絶えず続けてきた文芸との関わり。本書はその知性溢れる記録を、「文芸阿見」「広報あみ」に掲載した文章を中心に編み出した。「七十六歳の手習い」で始めた短歌で辿る、「結婚五十年歌ものがたり」を付す。

[目次]
はじめに
小堀四郎・杏奴ご夫妻回想
吉川幸次郎先生の書簡のことなど
飯野農夫也氏との交流記録
下村千秋夫人ひでさんの書簡紹介
『川田茂一遺歌集』あとがき
『三愚集』のふすま
チェーホフ没後一〇〇年に
「チェーホフとロシア料理の夕べ」に参加して
魯迅博物館訪問記
柳州市図書館から寄贈された魯迅の詩
司馬さんの死を悼む
幻の司馬記念館訪問記
司馬遼太郎記念館訪問記
買う楽しみ、読む楽しみ
結婚五十年歌ものがたり
あとがき

[出版社からのコメント]
16年に渡って阿見町長を勤め上げた著者が、文芸・芸術などの文化をいかに大切にしてきたのかが伝わる一冊です。阿見町の人も、そうでない人も、自治体の長の人間的側面にぜひ触れてみてください。

[著者プロフィール]
川田 弘二(かわたこうじ)
1935年(昭和10年)5月19日生まれ。
土浦一高を経て東京都立上野高校、東京大学農学部農業工学科卒。
茨城県に約32年在職。この間、農地部長、企業局長を歴任。
1994年(平成6年)阿見町長就任。4期16年勤め、2010年(平成22年)退任。この間、茨城県町村会長、全国町村会副会長。

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