この碧き空の下なる: 中野濤太郎詩歌散文集

(著) 中野濤太郎

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作品詳細

いとおしい思い出 懐かしい思い出 人生はこの思い出をつづる 旅路だろうか
――「家路」より――
                             
「『幸福は人格である』という言葉がある。ゲーテだったか、三木清だったか定かでない。テイヤール・ド・シャルダンも似たことを言っている。『人格をつくることこそ人間の一生涯の仕事である』という考えは私の子供の頃からのものである。感謝に満たされた、明鏡止水の境地ともいうべきものを、読者諸氏に汲み取って戴けたならば、著者としてこれに勝る悦びはない。」(本書「あとがき」より)

本書は随筆、紀行文、詩、漢詩、短歌、俳句、散文の7つの文学形式で、「人生の記憶」と「思索の歩み」を表現した、中野濤太郎の作品集――人生を思索的に生きようとしている人の羅針盤となりうる一冊。

【著者プロフィール】
中野 濤太郎(なかの・とうたろう)
昭和18年、新潟県新潟市生まれ。
神奈川県横浜市在住。
東京理科大学理学部二部数学科中退。
昭和34年、株式会社ニコン入社。
平成15年、同社を定年退職。
同人誌『ベルク』(山の文芸誌、定期発行)同人。
ベルク第52号から第127号まで作品を継続発表。
紀行、随筆、詩、漢詩、短歌、俳句とジャンルはさまざまだが、自分の文体をもつ作品作りを心掛けている。

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