ふるさとの海を守る: 原発反対活動40年の全記録

(著) 斉藤武一

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作品詳細

故郷の海を原発から守りたい――。
北海道・岩内。福島原発事故が起こる以前から、この地でたったひとり原発と闘いつづけてきた「市民科学者」がいる。
本書は、泊原子力発電所の温排水が生態系へ与える影響を調べるため、バケツと温度計を手に40年間海へ行き、水温を観測してきた作者の自叙伝。いやがらせ、裏切り、足の障害の悪化、退職……逆境の中でも地道に続けた活動は、原発事故をきっかけに多くの人へと広まっていく。
強い信念のもと、原発へ静かな抵抗を行ってきた40年間の活動の全記録。

【著者プロフィール】
斉藤 武一(さいとう・たけいち)
一九五三年北海道岩内町生まれ。
岩内高校卒、東海大学工学部電気科中退。
元保育士、現在学習塾経営。
市民団体「岩内原発問題研究会」代表。
著書に『青い太陽―画家木田金次郎・心の山はモレアガル』(一九九八年、自費出版)
『海の声を聞く―原子力発電所温排水の観測25年』(二〇〇三年、七つ森書館)がある。

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