コミュ二ケーションの哲学: 新しい人間関係の倫理を目指して

(著) 種村完司

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作品詳細

[商品について]
哲学とはその時代背景を色濃く反映した言わば「時代の子」である必要がある。我々が生きる現代社会は高度な情報や発展した知識があふれ、グローバル化が進行しテロと国際紛争が頻発、先進国は少子高齢化に悩まされている時代である。そして科学技術と後期資本主義の成熟により先が不透明な「孤独感」と「不安感」が蔓延している。このような中で、我々のコミュニケーションはどのようであるべきなのか。本書はこのような観点のもと現代のコミュニケーション観を体系化した大作である。

[出版社からのコメント]
新型コロナウイルスの蔓延により世界中の人々がコミュニケーションについて改めて考えさせられたと思います。そんな今だからこそ、そのあるべき形について理解を深め日常という世界を変えていくことに大きな意味を感じます。

[著者プロフィール]
種村 完司(たねむら・かんじ)
1946年、名古屋市に生まれる。
京都大学文学部、京都大学大学院博士課程を経て、1977年以降、鹿児島大学教育学部で講師、助教授、教授を務める。1996年、博士(社会学)号を取得 [一橋大学社会学部]。
鹿児島大学副学長(2003―2007年)、鹿児島県立短期大学学長(2010―2016年)を歴任。
現在、鹿児島大学名誉教授、および鹿児島県立短期大学名誉教授。

主な著書
『近世の哲学者たち』共著(三和書房 1979年)
『知識とはなにか』共著(青木書店 1984年)
『哲学のリアリティ』共著(有斐閣 1986年)
『「豊かな日本」の病理』共著(青木書店 1991年)
『知覚のリアリズム ―現象主義・相対主義を超えて―』単著 (勁草書房 1994年)
『心―身のリアリズム』単著(青木書店 1998年)
『コミュニケーションと関係の倫理』単著(青木書店 2007年)
『『葉隠』の研究』単著(九州大学出版会 2018年) 

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