ドイツと私 = Deutschland und Ich

(著) 岡田昌義

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作品詳細

[商品について]
本書は、医師として心臓血管外科の研究に携わってきた著者が、ドイツ留学からドイツ外科学会に毎年出席するまで、長年関わってきたドイツについて、人との出会いや自ら体験してきたことの数々をまとめた記録である。
一人の医師の目線を通して、医学だけでなく、豊かな文化を持つドイツという国の歴史の一端を味わうことができる一書となっている。

「目次]
序文
わが独語研究会創立当時の思い出
ドイツ留学に向けてのドイツ語の研修について
ドイツ留学へのきっかけ
私の駆け出し時代
ドイツ留学試験のこと
ドイツへの旅立ち
古都ローテンブルグでの日々
ドイツとドイツ人の気質
ドイツの鉄道は、実にすばらしい
ドイツにおける世界地図
ドイツ人は、本当に古いものを大切にしている
ドイツ人のマナーの良さとダンスが大変上手
ドイツワインについて
ドイツオペラやコンサート劇場におけるドイツ人の概要
古都ハイデルベルク
第115回ドイツ外科学会に出席して
ドイツにおける大学の変貌と将来の展望
第121回ドイツ外科学会でみた
ドイツ軍の野戦病院の現況
国際線ではじめて救急箱を使用して
国際線でのトランクの誤配送について思う
Fritz Linder(フリッツ・リンダー)教授との出会い
Privat Dozent, Dr. Michael Tredeとの出会い
ハイデルベルク大学病院外科での臨床
ハイデルベルク大学病院外科第10病棟での臨床
ドイツ外科学会ではじめて講演して
創立600年を迎えたハイデルベルグ大学
私の留学した大学都市ハイデルベルクとその古城
ハイデルベルク大学などの客員教授に推挙されて
ハイデルベルク大学における学生牢獄(Studentenkarzer)の役割
Schwester Irma(シュベスター・イルマ)
ハイデルベルク大学病院とその給食センター
ハイデルベルク大学心臓外科Hagl教授のこと
ライン川畔のドイツの角(Deutsches Eck)への
遠足(Ausflug)
再びドイツを訪れて
第119回ドイツ外科学会に学ぶこと極めて多し
ドイツは、私にとっての第二の故郷である
ベルリンのオリンピック・スタジアム
(Olympischer Stadion)
ほか
編集後記
著者略歴

[出版社からのコメント]
最近では海外留学も珍しいことではなくなり、気軽に外国に旅行できる時代となりましたが、それでも私たちは外国について知らないことは多くあります。インターネットが普及した今でも、やはり体験に勝るものはないように思います。本書の中に収められた経験が、読者のドイツへの理解を深める一助となれば大変嬉しく思います。

【著者プロフィール】
岡田 昌義(おかだ・まさよし)
昭和36年:現・神戸大学医学部卒業
昭和41年:同大学院博士課程(外科学専攻)修了、医学博士授与
ドイツのハイデルベルク大学(外科学教室)に国費留学(DAAD, Humboldt)し、とくに、心臓血管外科を研鑚した。
この間、神戸大学医学部第二外科の講師、助教授、教授を歴任した。
平成11年:神戸大学医学部教授(外科学第二講座)を定年にて退官。
この間、心臓血管外科の領域において世界に先駆けて開発して実践した数々の成果は、世界の医学の歴史に残る業績として、高く評価されている。

現在:
日本血管内治療学会理事長、神戸健康大学理事長、国際先端総合医学研究所所長、加古川総合保健センター理事。その他、兵庫大学教授(健康科学部)、兵庫大学健康管理センター所長、神戸循環器クリニック院長、大阪府済生会中津病院顧問、新日鉄広畑病院顧問、神鋼加古川病院顧問、などを歴任。

ドイツ外科学会名誉会員、ドイツ血管外科学会名誉会員、
ハーバード大学客員教授、ハイデルベルク大学客員教授、
中山医科大学客員教授、ベルリン自由大学客員教授、
ドレスデン大学客員教授、ライプツィヒ大学客員教授、
イエナ大学客員教授、ザルツブルク大学客員教授、フランクフルト大学客員教授、
インスブルック大学客員教授、エッセン大学客員教授、
ベルリン・シャリテ大学客員教授、デュッセルドルフ大学客員教授、
ニュルンベルク・エルランゲン大学客員教授、大阪医科大学客員教授、
日本循環器病最先端サミット学会理事長
その他、国内外の多くの学会に所属しており、多くの役員を歴任し現在に至っている。
とくに、以下の多くの学会を会長として主宰させて頂いた。
すなわち、日本成人病学会、日本静脈学会、日本外科系連合学会、日本レーザー医学会、日本腹部救急医学会、日本血管内治療学会、日本医工学治療学会、日本冠動脈外科学会、日本循環器病最先端サミット学会、日独血管外科学会、などを含む22にも及ぶ国内外の会長を歴任した。

現在なお、各々の学会の名誉会員や理事長などとして、第一線で活躍している。

専門分野:
心臓血管外科、胸部外科、レーザーと医学、補助循環など、広範囲に及ぶ。著書、論文、国内外での研究発表受賞、研究助成など多数。

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