写真集 京都詩歌

(著) 鍋田益男

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―一瞬であり、永遠でもあるこの風景―
新緑のころは庭にあそび花を愛で、春の去りゆく足音と共に水の色濃い夏となり、やがて爽やかな風が色鮮やかな秋の訪れを告げ、静寂の中で濃淡の深い冬となる――。
平安の頃より今に至るまで、京都の四季はそこで生を営み、またそこを訪れる人々を魅了してきた。京の都の移り変わる季節のそれぞれに一期一会の想いを込め、レンズを通して謳いあげた風景抒情写真集。

[目次]
まえがき
春~夏
茶室丸窓より新緑の庭「東福寺塔頭 光明院」
新緑の頃「嵯峨野 祇王寺」
新緑の参道「高雄 高山寺」
書院より新緑の庭「大原 三千院」
書院と庭園霧島つつじ「洛北 曼殊院」
霧島つつじ「洛北 曼殊院庭園」
つつじ「洛北 詩仙堂」
新緑の池庭「洛北 八瀬 蓮華寺」
しゃくなげ「大原 実光院」
桜吹雪「二条城 清流園」
桜吹雪「二条城 清流園」
人形展 春の宵「寺ノ内 宝鏡寺」
高雄春景
余香苑「花園 妙心寺塔頭 退蔵院」
小径「二条城 桜の園」
花頭窓・桜「洛東 南禅寺講堂」
さくら「洛東 南禅寺山門」
木蓮「大徳寺塔頭 芳春院」
桜の小道「洛南 城南宮」
枝垂れ桜・糸柳「祇園白川」
春の足音「祇園白川」
清水寺暮春
ぼたんざくら「洛東 東福寺」
花菖蒲「洛西 花園法 金剛院」
ささゆり「北山 宗蓮寺」
沙羅の散る庭「妙心寺塔頭 東林院」
かきつばた「洛北 太田の沢」
睡蓮・旧五条大橋橋脚「平安神宮神苑」
柴野大仙院石庭
秋~冬
山寺の秋「北山 宗蓮寺」
書院より紅葉「大原 宝泉院」
風鐸・ななかまど「洛東 南禅寺講堂」
秋「山国 常照皇寺 伽藍」
すすき「洛北 詩仙堂」
散り紅葉の庭「大徳寺塔頭 高桐院」
散り紅葉の庭「嵯峨野 祇王寺」
迦陵頻伽「国宝 東福寺山門 天井画」
嵯峨菊「嵯峨野」
白萩「東福寺塔頭 明暗寺庭園」
秋庭「洛北 詩仙堂」
秋立つ「嵯峨野 大河内山荘」
秋の茶店「黒谷 真如堂」
舟石・亀石「柴野 大仙院石庭」
雪庭「東福寺塔頭 光明院」
晩秋「大原 三千院」
雪庭「洛東 南禅寺方丈南庭」
東福寺「方丈北庭 市松の庭」
町家の正月「西陣」
厳冬の池庭「東山七条 智積院」
残雪「柴野 大仙院石庭」
あとがき
著者略歴

[出版社からのコメント]
京都の風景は画になる、と思う方は多いでしょう。それは京都が画になる都市としての生活や文化を、長い年月をかけて積み上げてきたからなのかも知れません。見るたびに発見のある京の風景。本書を通じて、その四季の姿を楽しんでいただければ嬉しく思います。

【著者略歴】
鍋田益男(なべた・ますお)

1933 年生まれ 明治大学文学部卒業

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