海峡の風【電子書籍版】

(著) 楢木守

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作品詳細

[商品について]
―北海道開拓民と現代、2つのドラマ―
昭和44年、教師になるべく北海道教育大学に入学した18歳の夏、私は2つ年上で八戸の大学に通う従姉のSに出会った――。運命の様なSとの恋、父の死、そして隠されたSの出自。明治の初めに鶴岡から北海道にわたり、トラピスト修道院の開拓発展に尽力した曽祖父・富樫昇蔵の足跡と、人の道に惑い悩みながら生きる日々を描いた愛と人生の物語。

[目次]
第一章 プロローグ 大学入学 恋人Sとの出会い
第二章 鶴岡でのやまびこの会(従姉弟会)の集い
第三章 曾祖父 富樫昇蔵 北海道へ入植
第四章 函館の武術大会に出場する昇蔵
第五章 昇蔵生涯の知友 吉川平蔵との出会い
第六章 トラピスト修道院へ関わる昇蔵
第七章 武術大会の主審を務める昇蔵
第八章 吉川の弟純男襲われる
第九章 昇蔵 トラピストの威信の為に闘う
第十章 鶴岡教会の献堂式に向かう昇蔵
第十一章 S、函館へ来る
第十二章 Sとトラピスト修道院を訪ねる
第十三章 加古川への帰省
第十四章 父の死 S、加古川へ来る
第十五章 エピローグ 現在に至る自分
後書き
著者略歴

[出版社からのコメント]
普段はあまり意識することはありませんが、私たちは家族や社会を通じて歴史とつながり、先人たちが生みだした未来を生きていると言えるかもしれません。本書を通じて、そうしたつながりを感じていただければ嬉しく思います。

【著者略歴】
楢木守(ならき・まもる)

1951年 兵庫県加古川市に生まれる
1969年 北海道教育大学函館校入学
1973年 同大学満期退学
1973年 加古川市の空調設備会社(株)明豊社入社
1978年 埼玉県川越市で独立開業
1979年 法人設立 同名の(株)明豊社とする
      現在に至る

・著者作品
1969年 詩劇 ヨブ 北海道教育大学桐花寮祭(函館)脚本
1970年 詩劇 ヨブ2 サークル百代草(加古川市)脚本
1971年 詩集 氷創 自製 限定発行(加古川市)
1971年 詩劇 棺桶の夢 アンダーグラウンド蠍座(新宿)脚本、主演

〈この間創作活動を休止〉

2006年 小説 海峡の風 脱稿
2018年 小説 海峡の風 出版(株)ロムテック出版部

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