私とJAの六十年 : 小久保德次の農協運動の足跡

(著) 小久保徳次

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作品詳細

「17歳で三保谷村農協に就職したその年末に、小久保は正月用に売りに来た寄せ植の盆栽を買った。『人生が始まった年の記念だ』小久保は盆栽の小さな松の木を庭先に移して植えた。松は健康と長寿の象徴、神が降臨する依代ともいわれる。(中略)冬でも葉の色が変わらない松には『心変りしない』という意味合いもある。小久保の60年におよぶ農協運動の足跡を振り返ってみると、まさに松の木のようである。『どんなことがあっても心を変えず、農家、農協のために働く』という小久保の人生そのもののように思える。農業という地面に根を張った、農協ひとすじの人生である。本書は、この松の木が見続けてきた小久保德次とJAとの歩みである。」(本書「はじまり」より)

【著者プロフィール】
小久保德次(こくぼ・とくじ)
1939年(昭14)年5月30日埼玉県比企郡川島町平沼生まれ。
1957年(昭32)年埼玉県立農業経営伝習場(現・農業大学校)研究科卒。
1959年(昭34)年浦和実業専門学校(現・浦和実業学園高校)卒業、同年三保谷村農協に就職。合併により川島村農協、川島町農協となる。
1990年(平2)年5月川島町農協組合長選任。埼玉県経済農協連合会理事、全国農協連合会総代
1993年(平5)年埼玉県経済連筆頭理事、埼玉県農協中央会理事
1996年(平8)年埼玉中央農協代表理事副組合長
1997年(平9)年埼玉県経済連代表理事副会長
1999年(平11)年埼玉中央農協代表理事会長
2002年(平14)年全農埼玉県本部運営委員会副会長
2003年(平15)年関東生乳販売連合会代表理事会長
2005年(平17)年埼玉県農協中央会代表理事副会長
2011年(平23)年川越藩のお蔵米推進協議会会長

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