女蘿の茂る里: 悦楽と幻想

(著) 北松雄

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作品詳細

【女蘿(じょら)】……深山のブナや針葉樹林の枝に絡みつき群棲する地衣類の一種。
「ある日、帰宅した一吉の眼に、咲絵の何時もと違う表情が飛び込んできた。嬉笑を抑えているかのような、とにかく明るい動作を見た。「まさか? ……そんな」一吉は我が眼を疑った。「他の男の匂いだった……」」(本文より)旧家の里山を舞台に、女蘿のごとく絡む〈背徳の愛〉を描いた長編小説——悦楽と幻想の先にあるものとは……?

【著者プロフィール】
北松 雄(きたまつ・ゆう)
本名 飛塚松雄(とびつか まつお)
一九三五年山形県に生まれる。
放送大卒。文化学院附帯教育芸術科卒。
大坂芸術大学短期大学部卒。
前・新構造社会員。現・埼玉県美術家協会会員。
日本芸術家協会出品。洋画家。

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