不撓不屈・別冊シリーズ 板垣衛武の世界:名もなき者たちの物語を紡ぐ─庶民の人生が歴史になるとき

(著) 22世紀アート編集部(編著)

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作品詳細

[商品について]
「歴史」は、英雄だけがつくってきたのではない。
名もなき人々の人生こそが、街をつくり、文化を育んできた――。

舞台は、松江、長崎、浦上。そしてそこで暮らす農民、町人、産婆、下級役人……。
歴史に名を残さなかった「庶民」が、土地に根を張り、働き、悩み、祈りながら生きた日々。
その一つひとつの営みが、やがて産業となり、街となり、文化となっていく過程を、板垣衛武という作家は深い筆致で描き続けてきた。
本書では、そんな板垣氏による作品を取り上げながら、「名もなき庶民の人生」から、歴史と人生を見つめ直すとともに、作家・板垣衛武の世界を丁寧に紐解く。

そこには決して、派手な成功も、劇的な英雄譚もない。あるのは、黙々と生きた人間の尊厳と、その積み重ねが生んだ文化の記憶である。

「自分の人生に意味はあるのか」「努力は無駄ではなかったのか」
そんな問いを胸に抱いたことのある方へ。また、歴史小説、人生論、地域文化に関心のあるすべての方へ。
名もなき人の人生が、確かな「歴史」になる瞬間を拾い上げた作家作品論。

[著者略歴]
板垣衛武(いたがき もりたけ)

1935年生まれ。中国天津市で育ち、終戦で両親の郷里島根へ引き揚げた。
玉湯中学、松江高校(現松江北校)、大阪市立大学商学部卒業。
シャープ株式会社勤務後、自営業。
リタイアして、同人誌「関西文學」、「文藝かうべ」で、主として島根と大阪の歴史小説を発表してきた。
兵庫県西宮市在住

電子書籍著書
「石見銀山―須佐高櫓城と銀山山吹城」『関西文學』第六十四号(二〇〇八年三月発行)
「石見銀山―釜屋間步と大久保間步」『文藝かうべ』第三号(二〇一二年十一月発行)
『大坂の堀川と橋ものがたり』(二〇一七年十一月発行 文芸社)
『松江藩のお種人参から雲州人参へ:島根の歴史小説』(二〇一八年二月発行 22世紀アート)
『石見銀山ものがたり:島根の歴史小説』(二〇一八年九月発行 22世紀アート)
『石見浜田藩異端船頭二代記』(二〇一九年四月発行 22世紀アート)
『長崎浦上四番崩れ』(二〇二二年一月発行 22世紀アート)

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