
微力だけど、無力じゃない──夢も希望も見失っていた私が、カンボジアに学校を建てるまでと、それからのこと
(著) 宮手恵
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長い不妊治療の末に、ようやく願いが届きそうに思えた妊娠十六週目。著者に告げられたのは、お腹の中の子の心拍が止まっている、というあまりに残酷な運命でした。
しかし、ある登山家との出会いが、深い喪失感の中にいた著者の人生を再び動かします。
「自分にも、何かできるかもしれない」
その小さな思いが、やがて大きな行動へと変わっていく――。
本書は、夢も希望も見失っていた一人の女性が、カンボジアの小さな村に学校を建て、そして“その先”へと歩み続けた軌跡を語った一書です。
150人を超えるボランティアとともに小学校を完成させるも、その先にあったのは、学校があっても経済的な理由から通うことのできない子どもがいるという現実。
「教育支援だけでは足りない」「支援は続けるためではなく、終わらせるためにある」
そんな気づきを得た著者は、さらなる行動に移ります。
「自分には何もできない」
「何かしたい気持ちはあるのに、一歩が踏み出せない」
そんな思いを抱えているすべての方へ。あなたの中にある“微力”が、決して“無力”ではないことを、静かに教えてくれる一冊。
[著者略歴]
宮手 恵
NPO法人はちどりプロジェクト理事長。
十八歳で進学を断念しバスガイドとしてキャリアを開始、カナダ・バンフでのワーキングホリデーを経て帰国後も観光の現場で活躍。登別温泉インフォメーションセンター英語担当、国内外添乗員として勤務。
二〇一一年一月、国際課題への関心から任意団体「はちどりプロジェクト」を発足。その直後に発生した東日本大震災では、支援団体が借り受けたマイクロバス「NO LIMIT号」で夫(当時)とともに物資を搬送し、被災地支援に従事した。この経験を通じ、「物を与えるだけの支援」ではなく「自立につながる支援」の必要性を痛感する。
同年六月に初めてカンボジアを訪れ、教育省の紹介でプレイキション村と出会う。学校が焼失し学ぶ場を失った村の現状を知り、同年十一月から小学校建設を開始。延べ百五十人超のボランティアとともに活動し、二〇一二年二月、同村に小学校を完成させた。完成後は公立移管を実現し、村の子どもたちの学びを継続させる基盤づくりに取り組む。
就学を妨げる貧困の実情を受け、二〇一三年から活動を就労支援へ拡張。村に紙漉き工房を建設し女性雇用を創出、続いて環境配慮型の石鹸づくりも開始した。日本側の買い取り型モデルにより安定収入を実現し、「親が働き、子が学べる循環」を構築。卒業生の高等教育進学を支援する奨学金制度も整えた。
同年十一月十五日、組織基盤の強化のため「特定非営利活動法人はちどりプロジェクト」として認証。「物はあげない。学ぶ場所と働く場所をつくる」「支援は続けるためではなく、終わらせるためにある」を理念に掲げ、教育支援・就労支援・国際協力の普及啓発を三本柱に事業を展開している。
北海道では海洋ごみ拾い、廃油石鹸教室などの環境活動や、学校授業・講演・インターン受け入れなど地域連携活動を実施。二〇一四年ソロプチミスト「ルビー賞」受賞。室蘭民報、北海道新聞ほかメディア掲載多数。
モットーは登山家・栗城史多氏の言葉「微力だけど、無力じゃない」。
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