ふたつの絆
(著) 上杉辰
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[商品について]
九死に一生を得て捕虜となり、マニラで終戦を迎えた青年。
ソ連軍の侵攻により家族と離れハルピンから引き揚げてきた少年。
急速に変わりゆく戦後社会の中で、政治や裏社会に足を踏み入れながら、彼らは何を思い、どの様に生きたのか。
「家族」とは、「生きる」とは、「やさしさ」とは――。
戦争という現実を背負った二つの人生を、人生の四季の中で丁寧に描く二つの小説を収めた作品集。
[目次]
第一話 消えなかった炎
忌まわしき青春
再出発の始まり
思いもせぬ出来事
煩悩
苦悩
病と決意
第二話 人生浮き沈み
一 願いとは
二 茨の道
三 不思議な出会い
四 正義の道程
五 日中間への思い
六 私の身の上話し
七 計報
八 生まれ故郷へ
九 朗報
著者略歴
[出版社からのコメント]
人間に限らず、生きるものは長く生きれば生きるほど、多くの傷を負っていきます。それでも立って前に歩き続けなければならない私たちにとって、本当に大切なものとは何でしょうか。本書に収められた二つの人生の行方から、様々な思いを感じ取っていただければ嬉しく思います。
[著者プロフィール]
上杉 辰(うえすぎ・しん)(本名 穐山和壽)
人様に語るほどの経歴はございませんので、ご容赦ねがいます。
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