「伊勢神宮」4つの謎を解明する――朝廷の伊勢進出と律令国家

(著) 最上和英

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作品詳細

[商品について]
――「桃太郎」のモデルともいわれている歴史上の人物は、次の誰でしょうか。
1.大彦 2.吉備津彦 3.丹波道主
正解は本書「第二章 朝廷が伊勢に進出した背景 (二)桃太郎伝説」をご覧ください。
伊勢神宮にはなぜ内宮と外宮があり、しかもあれほど離れているのか。なぜ女神を祀る外宮は男神を祭る建築様式となっているのか。なぜ朝廷は伊勢に進出してかの地に勢神宮を作ったのか――今なお人々の信仰をあつめる伊勢神宮創建にまつわるこれらの謎を、『古事記』や『日本書紀』、『外宮社伝』をはじめ史料を渉猟しながら解き明かす。

[目次]
はじめに
序 章
第一章 伊勢神宮の謎
第一節 なぜ内宮と外宮があるのか
第二節 なぜ内宮と外宮は離れているのか
第三節 千木(ちぎ)と鰹木(かつおぎ)
第四節 外宮創建の謎
第五節 「記紀」の中の伊勢神宮の位置づけ
第六節 斎王
第二章 朝廷が伊勢に進出した背景
第一節 伊勢進出の理由
第二節 鉄の歴史
第三節 朝廷と産鉄民との戦い
第四節 雄略天皇と軍事改革
第三章 伊勢神宮の意味するもの
第一節 伊勢神宮創建の狙いと時期
第二節 持統天皇と藤原不比等の思惑
【関連年表】
【主な参考・引用文献】
【著者紹介】

[担当からのコメント]
パワースポットで巡るのも良いですが、その神社が持つ歴史や由来を知るのも参拝の楽しみの一つではないかと思います。伊勢神宮という特殊な存在の奥にある古代の日本の歴史の風景を、ぜひじっくりとお楽しみいただければ嬉しく思います。

【著者紹介】
最上 和英(もがみ かずひで)

1948年、山梨県韮崎市生まれ。
中央大学法学部政治学科卒。
東京都在住。

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