
紅葉かつ散る:杉本水酉 俳句随筆集
(著) 杉本水酉
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[商品について]
―記憶の風景には、いつも人の匂いがある―
祖父母が丹精を込めた三本の柿の大木がある庭。長い歴史のある俳句という文芸。老年ともいえる人生の時代にさしかかり去来する思い――。日常を生きる一人の俳人が眺め感性で捉えた世界が、俳句となりエッセイとなって、いま静かに浮かびあがる。
『風の街の雛』、『俳句七話』に続く、古希から喜寿へかけての作品をまとめた「心境句」ともいうべき俳句集。
[目次]
緒 言
少 年
吟行雑詠
老 年
空即色
雑 詠
偲子句
紅葉かつ散る
文学の香り
俳句の事件簿
跋 言
著者略歴
[出版社からのコメント]
17文字で一つの世界を生みだし、言葉にしないという表現によって無限の世界が広がっている俳句の言葉の向こうには、汲めども尽きない楽しさがあるように思います。エッセイと共に収められた俳句を通じて、本書の中にある奥深い世界をぜひゆっくりと味わっていただければ嬉しく思います。
【著者略歴】
杉本水酉(すぎもと すいゆう)
本名 杉本吉数
昭和十一年 東京都杉並区生
昭和三十五年 早稲田大学第一文学部独文学専修卒
著書 句集『風の街の雛』、『俳句七話』
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