【謝れない県警】は未だに公安委員を囲い者にしており、【謝らない県警】に進化している。残念で成らない。

(著) 松永定夫

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作品詳細

[商品について]
―警察は、本当に市民のための組織なのか―
工事現場で自転車事故に遭った父の保険適用のため、事故証明の相談をしに警察を訪れた著者は、曖昧な説明と不誠実な対応に翻弄されたうえに事故から1カ月以上経ってようやく現場検証を行う警察に、少なからず不信感を覚えた。事故から1年以上が経ち、警察から「家族調査」の協力を依頼された著者は、協力する代わりにあの事故で感じた不誠実な対応の改善と事故の再発防止策について回答してもらおうと思い立つ。しかし、それがやがて勤務先や公安委員会も巻き込む騒動になるとは、その時は想像もしなかったーー自身の経験した事件と富山で起きたもう一つの事件を例に、誤りを認めず組織だって庇い合う警察の隠蔽体質への問題提起を行う市民必読のノンフィクション記録。

[目次]
公安委員の一人として
序 謝れない県警
第一部 市民と県警の対局(呉東篇)
父の自転車事故
派出所の最初の対応
八尾署へ相談
富山署に相談
八尾警察署の急転換
事故検証の遅れ
「もう済んだこと」という対応
勤務先の社長からの忠告
どこの警察官か知らないと言う八尾署
公安委員会に苦情を申し出る
馬鹿げた公安委員会の回答
勤務先社長に警察の会うのが正当な場合?
再審査のための聴取
ひどい再審査の結果
公安委員に直接対話を求めて拒否
自転車に乗っていたか否かは問題外
告発センターの見解
富山県警を告発、そして敗訴
市民オンブズの中で
警察の裏金疑惑
高裁に控訴
県警の反論とこちらの再反論
第二部 市民と県警の対局(呉西篇)
高岡警察職員の職務執行に関する苦情申請書
公安委員会の回答
市民の声は、誰が代弁してくれるのか
終章 公安委員会に寄せる期待
長野県の公安委員・河野義行氏
警察刷新に関する緊急提言
警察はそんなに偉いのか
訴訟の行方と松永さんのこと
第一章 電子書籍へ
第二章 さらなる奮闘
参考資料
資料(A)逆転賠償命令5万円の重み
資料(B)一審敗訴判決(富山県警)
資料(C)二審逆転勝訴判決(富山県警)
資料(D)一審敗訴判決(株富山技研)
資料(E)二審逆転勝訴判決(株富山技研)
資料(F)異議申し立て(富山地裁書記官)
資料(G)県議会陳情杜撰61号富山県警への警鐘について
資料(H)県議会陳情杜撰62号富山市役所前バス停乗降者の危険状態を放置について
資料(I)市役所前バス停渋滞写真
資料(J)富山市議会陳情教員の過酷な超過勤務に係る陳情
資料(K)富山市議会陳情市役所前バス停危険に係る陳情
資料(L)選挙ポスター写真
資料(M)選挙公報文章写真
資料(N)訴状2月22日富山市職員虚偽公文書作成に係る慰謝料請求事件
資料(O)訴状3月2日富山県警察の市役所前バス乗降者危険に係る慰謝料請求事件
資料(P)訴状3月2日富山市企画管理部管財課及び秘書課の不作為に係る慰謝料請求事件
資料(Q)訴告発1月16日富山市立北部中学校校長
資料(R)告発1月16日富山市立南部中学校校長、教頭
資料(S)街頭演説風景
資料(T)れいわ情報とやま(第1号)
資料(U)れいわ情報とやま(第2号)
あとがき
著者略歴

[担当からのコメント]
警察はその職務を行うために強い権力が与えられていますが、そうした権力は私たち市民が与えたものであり、だからこそ正しく使われているかどうかしっかり見ていかなければならないと本書を読みながら改めて思います。ぜひご一読ください。

[著者略歴]
松永定夫 まつなが・さだお
 1949年 富山県婦中町生まれ
 1968年 企業入社
 2004年1月 企業退社
     現在フリー、「市民オンブズ富山」会員

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