ゴリラとの日々 ~22年間:飼育員の感動手記~

(著) 小野田祐典

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作品詳細

[商品について]
36年の動物園勤務の中で、22年もの時間を過ごしたゴリラとの生活。それは出会いと別れの日々であり、語りつくせない宝物の日々でもあった――。
本書は、日本平動物園の飼育員として長年ゴリラを担当としてきた著者が出会い、心を通わせた3頭のゴリラの記録です。入居初日から膝の上で昼寝をしてくれた「ゴロン」、栄養失調から大きく成長し、繁殖のために上野動物園に行った「トト」、トトの代わりに上野動物園からやってきた「タイコ」。
この人に近く、繊細で優しい生きものの愛すべき姿を綴った本書は、ゴリラを深く知る上での格好の一書として、多くの方にお勧めしたい作品です。

[目次]
運命的な出会い
ゴリラの来園とお見合い
初めての病気~中耳炎~
ゴリラの失態
~ゴリラも天井から落ちる~
集団感染の悲劇
結膜炎
川崎病の疑いあり
ゴリラの勘
ゴロンの反抗期
ひび割れの予防は麦ワラ
命取りにもなる虫歯
ゴリラの餌と成長について
ゴリラの繁殖計画
~トトのお嫁入り~
ゴロンのある日の日記より
ゴリラに捧げる
春の日の再会
期待しているよ、トト
おわりに
著者略歴

[出版社からのコメント]
ゴリラ、という言葉で想起されるキングコングの様なイメージは少なくなってきましたが、それには動物園で奮闘された飼育員の方々の努力によるところも大きかっただろうと思います。本書は、その「努力」の一端を垣間見ることができる作品ですが、野生動物の生態を身近に観察することができる「動物園」という存在の豊かさを感じさせる一書でもあります。
多くの方が、本書を通じてゴリラとのふれあいを楽しんでいただければ嬉しく思います。

【著者プロフィール】
小野田祐典(おのだ・ゆうすけ)
1945(昭和20)年生まれ
1969年、静岡市立日本平動物園の開園時から飼育課員として勤務。キリン、アメリカバイソン、アジアゾウ、クマなどを担当し、1989年からゴリラ、チンパンジーを22年間担当する。
(社)日本動物園水族館協会 前西ローランドゴリラ繁殖検討委員。
2002年からキツネザル、小型サル舎を担当。
2005年3月31日退職。

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