夏の墓標

(著) 名和文彦

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作品詳細

「決して忘れることの出来ないあの時代を書き留めておくことは私のつとめのひとつでなくてはなるまい」(本文より)著者自身の幼少期から青年期を描いた「生い立ちの記」、国交回復後間もない中国に一ヶ月滞在した時の出来事を収めた「一九七二年の中國」、短編小説「夏の墓標」「向日葵」、エッセイ「文学民主化の旗手」「文芸山口編集後記」を収録——著者のこれまでの人生の経験と知識を総動員し、自身の手で紡いだ遺稿集。

【著者プロフィール】
名和 文彦(なわ・ふみひこ)

1949年旧制官立山口高等学校文科乙類1年修了。新制国立山口大学に横すべり入学するも3ヶ月で自主退学。
58年文芸同人誌「文芸山口」(代表・太田静一氏)の創刊に尽力、76年第96号まで同人として事務局を担当。
72年、太田静一、古川薫(作家)、磯永秀雄(詩人)ほかと山口県文学者訪中団に参加。
その後は中小企業診断士として現在に至る。

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